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沖縄・浦添キャンプ
浦添市民球場
【特集】沖縄キャンプレポート第2弾
4月11日の神宮球場。ホームベースを死守するのは誰なのか。 絶対的な存在であった細山田武史(平21スポ卒=現プロ野球・横浜)が抜けた今、次なるワセダの司令塔争い。春のリーグ戦を制すための「キーマンはキャッチャー」(市丸大介=教2)になるはずだ。その戦いは沖縄でも白熱していた。
※取材は3月16日に行ったものです。
投手と共にブルペンに入り、さらに打撃練習もノックもこなす。打撃練習はほかの野手よりも出来ないが、「その分ほかで補うようにしている」(市丸)と休む間もなく動き回る捕手陣。中心で動いているのは白川英聖(社3)だ。早実高時代、斎藤佑樹(教3)らと共に田中将大(現プロ野球・東北楽天)らを擁した駒大苫小牧と決勝再試合を行う激しい優勝争いを演じ、早実フィーバーが起こったのは記憶に新しい。高校入学時は投手だったが、強肩を買われて捕手へ転向。斎藤佑の変化球を取るために、打撃マシンで捕球練習をしたというエピソードは有名だ。優勝後、大学での目標を聞かれ「斎藤ともう一度バッテリーを組んで、日本一になりたい」と答えた努力家は、この春その目標を叶えるためにワセダの正捕手を目指す。
早実高のほかに、近年の夏の甲子園で記憶に残っているのは「がばい旋風」を巻き起こした佐賀北高だろう。無名の公立校が勝ちあがっていくたびに、野球ファンは沸いた。その中心にいたのが市丸だ。市丸もワセダに入ってはや1年。短い間ではあったが、細山田と共に練習してきて「信頼されていて、人間的にもすごい。ピッチャーとコミュニケーションとるのも上手くて、ピッチャー全員が信頼していたので、そういうところを見習いたい」(市丸)と感じたそうだ。この1年間で吸収したことを生かし、第二の細山田になるべく練習に励む。
その2人に強敵が現れる。プロも注目した地引雄貴(木更津総合高)と杉山翔大(東総工高)の2人。同学年であり同じ千葉県から甲子園を目指した2人は何かと比較されながら、成長してきた。同じ大学で野球をするのも何かの縁だろう。
地引は昨夏の甲子園2回戦敗退と実績では先輩2人に及ばないが、180センチを越える体格、超高校級の打力、そしてリードセンスも素晴らしいものを持っている。どっしりした構え、テンポの良いリード、そして正確で優しい返球など投手への気遣いもできる。スローイングに関しては、圧倒的に肩が強いというわけではないが、正確な送球で走者を刺してきた。これらは地引がひたむきに努力してきた賜物。これらを武器に先輩に挑んでいく。
一方杉山は甲子園出場こそないが、スローイング約1.75秒とプロでもトップレベルの肩を持つことで注目されてきた。中学時代は三塁手で、捕手を始めたのは高校入学直後だが、1年夏から正捕手として活躍してきたことも、その実力を裏付ける。またバッティングも非凡で、今春のオープン戦では鋭いスイングを見せ、チーム初本塁打も放っている。捕手陣の中で打撃で一番結果を残している杉山が、守備でもどうアピールしていくか。そこが注目される。
ワセダ自慢の投手陣を誰がどうリードしていくのか。「ピッチャーが良いのはわかっているので、それを生かすのもキャッチャー次第だなと思います。キャッチャーがしっかりしていないといくらピッチャーが良くても投げられない」(市丸)。その言葉通り、早大野球部の優勝のカギは捕手が握っている。
(※学年は新学年)
(大坂尚子)
◆市丸
(キャンプは)暖かいところで出来て体も動きますし、雨が多かったんですけど、晴れた時は外でできて良かったです。(収穫は)紅白戦とかでピッチャーとバッテリーを組んで試合が出来たので、それで色々と考えることがありました。(逆に課題は)試合になるとまだ自分のことでいっぱいいっぱいになっていて、キャッチャーというポジションは全体を見なきゃいけないけど、そこがまだできていないなと。(細山田選手から学んだことは)本当に信頼されていて、人間的にもすごくて、なんていうか上手いですね(笑)。ピッチャーとコミュニケーションとるのも上手く、ピッチャー全員が信頼していたので、そういうところを見習いたいです。(逆にまだ自分足りないと思うとこは)全てにおいて、全然足りないと思っています。特に守備面とかキャッチャー的な投げる面とか打つとかそういうのじゃなくて、ピッチャーとのやりとりとかまで全てしっかり出来ていたので、そういうとこですね。(佐賀北高の優勝捕手から見た、投手王国ワセダのすごいところは)高校生の中でもトップクラスの人ばかり集まっているので、全然違いますね。ピッチャーが良いというのはわかっているので、それを生かすのもキャッチャー次第だなと思います。細山田さんだったから、良いピッチャーが力を発揮できていたし、キャッチャーがしっかりしていないといくらピッチャーが良くても投げられないと思います。(正捕手争いの手ごたえは)どうですかね。まぁ頑張ります。(捕手としての自分の売りは)アバウトに守備です。(地引選手や杉山選手といった後輩捕手の印象は)自分にないものを持っている。自分は体が小さいけど、(地引や杉山は)体も大きいし、力もある。肩とかそういう面では勝てないと思うので、別の部分で勝りたい。(肩の話が出ましたが、盗塁を刺す自信は)あります。ないとは言えないです。(リードで心がけていることは)ピッチャーが気持ち良く投げられるようにとか、ピッチャーも自信のあるボールがあると思うので、それを生かして、自分のサインに「よし投げよう」と思うようなリードがしたいです。(キャンプでは)ほぼ全員の球を受けました。(今年の投手陣は)斎藤さんや大石さんとかは去年からほとんど完成されていましたし、楠田さんとか福井さんはまだ受けていないですけど、良いですね。(同級生投手は)まぁ大野…やっぱり先輩がすごいのでそこに達するまでいってなくて、自分たちが劣っているってわかってるのでその分しっかり頑張っている感じです。(大野選手とコミュニケーションはばっちりですか)信頼関係はいいです。(2年生は)気持ち悪いくらい仲が良いです。先輩たちにも「2年生仲がいいな」って言われます。(その仲の良さで、将来のワセダを担っていきたいですね)そうですね。(同級生から見て、他の選手の頑張りは)頑張っていると思います。でも1つ上の代がすごくて、どうしてもまだ劣るとこがあるので、その分意志高く持ってやっています。(ライバルは)キャッチャー全員です。まだそんな誰がレギュラーなるとか決まったわけじゃないので。(オープン戦の目標は)打つ方も必要だと思うんですけど、まだ力不足ですぐには結果が出ないと思うので、まずは守備というか、いかにピッチャーの良さを引き出していくかになります。だから失点を減らしたいです。失点は色々ありますけど、キャッチャーが全て守備を仕切っているので、失点は全てキャッチャーのせいぐらいに思って、少なくしたいです。(春の目標は)レギュラー定着して、優勝することです。(キャッチャーの目から見て春のキーマンは)キャッチャーです。(キャッチャー全員?)キャッチャーのレギュラーになる人がキーになると思います。(打撃練習はほかの野手と同じ量をこなせてますか)若干少なくはなりますけど、その分ほかで補うようにしています。(レギュラー獲得に向け頑張ってください)頑張ります。頑張ります!
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