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4連覇へのキーマン・斎藤佑樹
第3回 斎藤佑樹
リーグ戦春秋連覇、全日本大学選手権優勝、明治神宮大会準優勝と輝かしい成績とともに一年間を駆け抜けた早大ナイン。しかし、その中心にはいかなるときも斎藤佑樹(教2)がいた。そして今年も、念願の4連覇達成に向けて斎藤佑がチームの中心となることは間違いない。飛躍を誓う2年の若きエースにリーグ戦への意気込みを伺った。
―今の調子は
普通ですね。
―普通とは?
良くもなく悪くもなくって感じです。でも去年のレベルよりは高いですね。
―では調子は
上がってきてます!
―それはどのようなレベルのことですか
体のキレですね。
―体調は、ケガなどは
まったくないですね。
―この前キャンプ前にお話をうかがったときに、去年の課題が見つかったので、それを克服したいとのことでしたが、具体的に去年の課題とは
んー、去年の課題はやっぱり環境に慣れることでしたね。
―もう慣れましたか
はい。もう慣れました。自分のペースで練習出来ました。
―改良しているフォームをキャンプで固めたいともおっしゃっていましたが
はい。だいぶいい感じに仕上がってきました。
―キャンプでは何球ほど投げられました
1000球ですね。
―フォームは具体的にはどのように改良されているのですか
開きをギリギリまでおさえることを意識して、見えにくいフォームっていうのを目指してやっています。
―フォーム改良における球速や球質の変化などは
球速の変化はないんですけど、球の質はすごい良くなっている感じがします。
―新フォームの手ごたえを感じた瞬間などありますか
沖縄の投げ込み中にだんだんと感じることができましたね。
―バッターと対戦しての印象は
バッターとはじめて対戦したのが、台湾戦なんですけど、そのときも使えるなと思いました。
―カットボールを習得したいとのお話もありましたが
あ、はい。そうです。
―狙いは何ですか
狙いは、今年は世界選手権があるので、大きい変化の球より外国人のバッターにとってはカットボールが有効かなと思って。
―三振を狙う球としてお考えですか
いや、打ち取るための球ですね。
―新しい変化球を覚えるのは得意なほうですか
得意ではないですけど、でも、普段からそういう意識を持っています。
―逆にストレートのレベルアップはいかがですか
だいぶいい感じにきています。
―今後はどのような投球のスタンスを
今までどおりストレートと変化球のコンビネーションでっていうのはもちろん変わらないです。
―特に軸となる決め球などは
全部が決め球です。
―困ったときはこの球!といったものは
困ったときに、これっていうのはないですね。その場の状況とかに合わせて、決めるので。
―これまでのオープン戦は
台湾とシカゴは両方とも海外なんで、まあ参考にならないことはないですけど、自分の調子も良かったですし、自分が出せたかなと思います。
―日本人との違いはありましたか
まあ多少はありましたね。
―攻め方を変えたりは
攻め方を変えたりってことはしなかったです。
―遠征続きでしたがコンディションは
その辺は去年からずっとやってきたんで、大丈夫でした。
―話をリーグ戦に移しまして、昨年を振り返っての印象は
やっぱり、リーグ戦は長いなと思いましたね。とりあえず2ヶ月近くあって、その中でちゃんと調子を維持しなくちゃいけないので。去年はそんなに波がなかったですけど、今年もそのように投げられたいいいなと思います。
―リーグ戦の期間中はどういった調整法を
最初はダッシュとかして、いったん落として、最後にもう一回試合に向けて調整していくって感じです。
―今年も同様に
そうですね、変える予定はありません。
―去年の投球は100%ではないとおっしゃられていましたが
感覚の問題なんですけど、投げていて相手を見て野球をやっているというか、相手に合わせて野球をやってたなと。それも時には大事なんですけど、今年は自分を出していきたいなと思います。
―自分を出すとは
基本的にはやっぱり、真っ直ぐ主体のスライダーとツーシームを交えて打者を打ち取っていくっていうことですね。
―昨年も大活躍でしたが、斎藤投手の考える勝てる投手、負けない投手の条件とは
やっぱりさっきも言ったんですけど、波のない選手ですね。調子の悪いときっていうのがあってはいけないと思うし、そういうところを意識してやっていきたいです。
―具体的な対策は
やっぱり調整っていうのもあると思うんですけど、普段の生活も本当に気を使わないと。波が出ちゃうんで、そこにも気を使わないといけないです。
―特に気をつけている点は
例えば、羽目をはずさないようにするとか、試合に勝ったからとかどうとか、生活リズムをしっかり意識しています。
―昨年対戦した打者で印象に残る選手はいましたか
いなかったですね。はい、いませんでした。
―試合中に注意していることは
基本的にはやっぱり自分のピッチングをすることが一番なんで、あとは、いつも思っているのはチームのキーマンが一人はいるので、その人をしっかり抑えないといけないと思います。そのために試合の流れとかを読んでいかないといけないと。
―今シーズン数字的な目標はありますか
基本的にはそんなに考えたりはしないですけど、今年に関しては、フォアボールの数を極力減らしたいと思います。
―三振へのこだわりなどは
三振もやっぱり取りたいときには取りたいですけど、取るところでは内野ゴロも取らないといけないんで。そういう意味では三振は狙えるところでは狙いますけどね。でもやっぱり27球で終わるっていうのが究極なんで。
―学年も上がり、上級生としての自覚などは
そうですね、上級生としての自覚っていうか、去年一年間通して一応勝利数も上げさせてもらっているので、ピッチャーの中心にならなくちゃいけないなとは思います。
―言動の変化は
やっぱり行動にあらわさなくちゃいけないなとは思いますね。特に意識するってことはないですけど、今までと同じ自分を出しながら、自然とそういう風になると思うんで。
―後輩にアドバイスなどは
そういうことはしてないです。
―新入生も入り、投手陣は春も万全ですか?
いや、そうでもないと思います。
―なぜ?
自分は大丈夫ですけど、ケガも多いんで。2ヶ月間あるんで、その中で誰かが調子よければいいんですけどね。まあでも、あと一週間あるんで、みんなで調子を上げていきたいです。
―そんな中で、4連覇に向けてご自身の役割は
やっぱり自分の投げる試合は勝つことが大切だと思います。
―完投に対するこだわりは
途中で代えられることはピッチャーにとっては屈辱なので、完投するのが一番いいですね。
―チーム内に4連覇に対する意識は
チームとして意識はないです。でも、今年に入って始めてリーグ戦で、今年のチームは今年のチームなんで、そこで勝つということですね。
―今年のチームカラーは
個性が強いんで、うまくまとまってチームとして戦っていきたいですね。
―最後に春季リーグ戦にむけて個人とチームの抱負を教えてください
やっぱり個人としては2年目になるので、5勝と無四球完封ですね。それをしたいなと。チームとしては一戦必勝で目の前の敵に全力で戦っていくってことですね。
(取材・編集 今泉博敬)
◆斎藤 佑樹(さいとう・ゆうき)
1988年(昭和63年)6月6日生まれのO型。175センチ、75キロ。東京・早実高出身。投手、右投右打。教育学部2年。
昨季成績 試8 勝4 負2 回57 2/3 責5 防0.78
通算成績 試14 勝8 負2 回85 責10 防1.06
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