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4連覇阻むライバルたち 明治大学 佐藤政仁主将
第4回 明大・佐藤政仁主将インタビュー
昨季、唯一早大から勝ち点を奪いながらも慶大に敗れ、2位に甘んじた明大。久米(現福岡ソフトバンク)・古川(現巨人)・水田(現東邦ガス)・行田(現三菱自動車岡崎)など主力選手がごっそりと卒業した今季、全く新たなチームでスタートを切る。スタメンオーダーが固定していない分、全員が切磋琢磨しながら練習に励むチーム。「個々の戦力の低下は否めないが、一体感は昨年以上」(佐藤)だ。そんなチームの、ムードメーカーでもある佐藤主将にお話を伺った。
―新体制が本格始動したのは
1月くらいですかね。それまでは、何をやろうかというのが全然決まってなかったので、これでいこうってなったのが1月くらいですね。全員で話し合ったのですが、スローガンもなかなか決まりませんでした。
―主将となった経緯は
まず前監督の川口さんと今の監督の善波コーチが話し合って。で、後は4年生の推薦です。下級生の頃からチームのことに関していろいろと任されていた方だったので、そういうのでやっぱりキャプテンというふうになったのだと思います。
―主将のプレッシャーは
それはだいぶ感じています。
―主将になって3ヶ月たってつかんできたことは
やっぱり遠慮しないで言えるようにはなりました。最初はキャプテンになって照れがあって、みんなにもズバズバ言えなかったんですけど、今は遠慮なく言えています。口げんかになることもありますけどやっぱそれくらい言ってかなきゃ、周りも納得しないこともあるだろうし、考えをぶつけ合うことによっていいものができると思います。
―理想の主将像は
やっぱり背中をみてついてきてくれる感じですかね。言うことでも引っ張りますけど、言うだけだとついてこないので。自分もしっかりやりながらそういうところを見てもらって、プラス口でもいうっていう感じですかね。
―前主将藤田選手は
おとなしい、あのまんまの人ですね。選手には必要最低限なことしか言わずに黙々とやるような選手でしたね。アドバイスをいただいたのは、あんまり逆に「頑張りすぎるな」っていうことです。チームのことで頑張りすぎると自分の結果が出なかったり。やっぱりそこをいい意味で適当にやることが大事ってことですね。
―理想のチームの形は
みんな個性あふれているので、どんな形であれ元気だけは出していって、明るいチームになっていけたらとは思いますね。
―どういう野球を目指していますか
1点でも少なく抑えて、攻撃では1点でも多くとる。やっぱり厳しい野球。一塁まで打ったら走るとかフライをあげても走るとかあとバックアップとか。一つひとつを大事にしてスコアブックにのらないこととかを今は中心にやっていますね。
―昨年の反省点は
昨年は慶大に勝って、早大に負けて。早大に勝って、慶大に負けてっていうなんか勝てるところで勝てなかったり、1点取れるところでとれなかったり、引き分けに終わった試合もあったので。勝てる試合は0点に抑えて次の試合にもつながるような試合ができなかったのが、やっぱりリーグ戦において足りなかったところかなと感じています。
―2位で終わった原因は
日頃、ですかね。日頃の行いがでると、競った試合に勝てないと思います。私生活だったり、練習態度だったり。練習に集中していたら何かしらやってくれるとは思うんです。そういうところがメンタル面での自信につながると思うんです。そういうところが昨年は足りなかった。
―昨年と比べて雰囲気の違いは
オープン戦に入って結果出たり、出なかったりなんですけど、負けても雰囲気はいいかなっていうのはあります。4年生が率先して練習に取り組んでいるのが去年とは全然違いますね。去年は本当に個々が強かったので、チームになりきれていないところがありました。その辺が今とは全然違う感じがあります。今年は一体感があります。
―4年生の雰囲気がいいのですか
そうですね。やっぱりいいプレーしたら褒めるし、エラーしたらとことん言うし。それは自分のためでもあるし、相手のためでもあるので。そういう面では4年生一生懸命やっています。
―スローガンは
『挑〜The Legend of Violet〜』紫の軍団が伝説をつくるなんですけど、まだまだそのスローガンに届かない感じはありますね。
―挑戦者ということですよね
そうですね。経験している人はほぼ抜けたんで、ゼロからという気持ちで一文字に込めていろんな意味で挑戦するっていうことです。
―キャンプで強化したことは
走塁ですね。あとは守りでいうとバックアップとかですね。1球に対してみんなで動くっていうことを守りではやったので。そこを今もしつこくいっているので。走塁は少しでもいけたら勇気をだしていくことです。
―チームの仕上がりは
全然まだまだです。リーグ戦に入ってもまだいろんな形で試していくと思うのでまだぶっつけ本番でこの選手を使うというのは決まってないですね。
―オープン戦は
勝ったり負けたりで。やっぱりリーグ戦は違うんで声が出なかったりというのがあるんですよね。ほんとに「リーグ戦のつもりでやれ」って言ってもどこか違う。それが出ちゃうんですよね。で、いざリーグ戦になったら焦るっていう悪循環なんで、今から声を出して生きたい。
―毎年そんな感じなんですか
いや、去年は声出さなくても勝てたので。だから神宮とかいって逆に慌てちゃうんですよ。
―これから強化したいところは
やっぱりメンタル面ですかね。
―チームの課題は
やっぱり守備は気を抜いたら危ない。どこのチームでも守備は気をぬいたら点数につながると思います。うちは勝てると思ったら危ないですね。点差がひらいたら出るときはありますね。最後まで気をぬかないでやりたいです。
―投手陣が抜けた穴は
競争しているので、逆に一人ひとりが刺激を受けているとは思います。やっぱりその穴は打つことで、守ることで補っていくしかないです。守りは去年よりもまあいいと思うので。そこはピッチャーも打たせてとるような感じで、きちっと守っていければと思います。
―野手の中心選手は
佐々木ですね。佐々木も守備がだいぶうまくなって。あとは、遊撃手の荒木。彼らが中心となれば強くなるとは思います。
―現在の調子だとどうですか
荒木に関しては、まだやっぱり学年がでている感じがあります。なんで、もうちょっと引っ張っていくようになれば違ったチームになると思います。
―3ヶ月で変わってきたことは
個人の意識というのはもうほんと変わっていますね。自分が試合に出るんだという意識もあるし、自分がなんとかするんだっていう意識もあるし。試合に出てない人とかベンチに入ってない人とかは何かしてあげようっていうそういう協力してくれるのも表れているのでそういう面ではやっぱりすごく揃っていますね。
―広陵の野村選手など注目の新人選手は
そうですね、野村とあとはピッチャーの柴田。あとはまだみんな大学の野球にはなれていないかなっていう感じですね。この春のリーグ戦は慣れるっていう感じでみてほしいです。野村は甲子園を勝ち上がるだけの投手であって、いいものもっているんですけど、まだ大学の木のバットの抑え方っていうのが身についていないっていうのがあります。愛工大名電の柴田もやっぱり上ずって気持ちが落ち着かない感じがあるので、まだ大学に慣れていないっていうのが2人ともあると思います。若くて勢いあって抑えたらチームも勢いにのると思うんですけど、ここピンチでお前がいけっていわれたらいけないとは思うんですね。
―リーグ戦で意識しているチームは
やっぱりそれは早大は意識しますね。あとは法大が、いやらしい感じがするので。法大と早大はけっこう意識してますね。
―昨年明大からみた早大の強さは
試合運びがうまい感じがすごくあります。点数とられても焦らないところとか。自分たちの野球を常にやっているイメージがあります。
―昨年は早大には打ちあぐねていた感じがしましたが
明大で早大の投手陣に相性のいい選手はやっぱり佐々木じゃないですかね。簡単に打ち取れそうな感じで、そこを相手ピッチャーの心理を生かして1球で仕留めるというのはやっぱり佐々木が1番あるかもしれないですね。
―早大で要注意な選手は
上本くん(博紀=スポ4)とあと松本啓二朗(スポ4)くん、あとは泉(尚徳=スポ4)くん。ピッチャーはやっぱり佑ちゃん(斎藤佑樹=教2)もそうなんですけど、大石(達也=スポ2)、松下(建太=スポ3)がやっかいかなとは思いますね。
―今年の目標は
優勝して、日本一になりたいです。プレーオフはなしで全勝。一試合とったらもう一試合負けてもいいやっていう考えになるんですけどそれじゃ絶対駄目なんで。一個勝ったらもう一個取るそれぐらいの勢いでいきたいです。
―早大にメッセージを
楽しみにしていてください!
(取材・編集 飯田唯、中島直輝)
◆佐藤政仁(さとう・まさひと)
1986年(昭61)10月21日生まれのB型。175センチ、73キロ。青森・青森山田高出身。明大・政治経済学部4年。内野手。右投右打。
昨季成績 出場なし
通算成績 試8 打2 安0 本0 点0 率.000
■今季の明大展望
昨季早大を苦しめた投手陣、久米・水田・古川らが抜けた明大。リーグ戦を戦う上では昨年よりはるかに厳しい立場にいることは確かだ。先発が予想される岩田がどこまで踏ん張れるか。一方、昨季早大投手陣に対し.213と打ちあぐねた打線。今季、その中軸を担うのが佐々木だ。4番に座ることが濃厚な佐々木が、投手陣をいかにして打ち崩すかががカギとなる。個々の戦力は落ちたが、チームの一体感が増し、波にのれば手ごわい。4番の佐々木が爆発し、チームが勢いづけば早大も足元をすくわれかねない。
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