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秋季リーグ戦 早慶3回戦
10月30日 神宮球場
大一番で投打が噛み合い、V3達成!
3回戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
計
早 大
4
2
0
0
1
0
0
0
0
7
慶 大
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(早)○斎藤佑−細山田、川本
◇(本塁打)小島宏1号ソロ
(二塁打)本田、細山田、田中幸、斎藤佑
最後のマウンドには斎藤佑樹(教1)の姿があった。最後の打者を三飛に打ち取り、勝利の瞬間を迎えると早大ナインは永遠のライバルの前で喜びを爆発させる。大学創立125周年の節目の年に早慶戦通算200勝そして、40度目のリーグ制覇を見事3連覇という最高の形で飾った。
試合は序盤に早くも動く。慶大の先発マウンドには1回戦で延長12回を1人で投げ抜き、2回戦も救援のマウンドに上がり稲穂打線を苦しめてきたエース・加藤幹が上がった。だが、3連投の疲れからか腕の振りが鈍く、球に威力がない。初回に四球と相手の失策で得た無死一、三塁の好機で松本啓二朗(スポ3)の右前適時打で先制すると、1死満塁となって打席が回ってきた本田将章(スポ4)は加藤幹の投じた高めの甘い速球に対してバットを一閃(いっせん)。打球はぐんぐんと伸び、左中間を抜ける走者一掃の適時二塁打となった。早大は2回に2点、5回には小島宏輝(社2)のリーグ戦初本塁打で1点を追加。終わってみれば先発全員安打の15安打、7得点で勝負を決める。
一方で負ければV逸という重圧のかかるマウンドを託されたのは1回戦でも好投を見せたスーパールーキー・斎藤佑。斎藤佑は決め球の変化球が冴えわたり、相手打線から次々と三振を奪っていく。8回まで毎回となる15奪三振の好投をみせるリーグ戦初完封で混戦の秋季リーグを締めくくった。
早大はリーグ戦3連覇を達成したが、ここまでの道のりは平坦なものではなかった。勝ち点は奪ったものの4回戦までもつれた法大戦や勝ち点を落とした明大戦では苦しい戦いが続いた。優勝をかけた早慶戦も1回戦で敗れ、慶大に王手をかけられる。何度も崖っぷちに追い込まれたなかで勝ち取った40度目の賜杯。次に控えているのは大学日本一を決める明治神宮大会。春は33年ぶりに大学選手権を制覇し、歓喜に沸いた。だが、昨秋は決勝で亜大に敗れ準優勝に終わるなど神宮大会の優勝経験は未だにない。これからも悲願の初制覇のため幸長ワセダは走り続ける。真の日本一は早大しかないと証明するために。
(中島直輝)
★田中幸が戦後12人目となる三冠王を獲得
「三冠王子の田中幸長です!」優勝祝賀会で三冠王を手にした喜びをこうあらわにした。「早慶戦男」と呼ばれる田中幸長(スポ4)だが、2回戦までこの早慶戦は9打数1安打と不発。早慶戦が始まるまでリーグトップだった打率も立大の田島に抜かれ、トリプルクラウン獲得に黄信号が灯ってしまう。だが、優勝をかけた慶大3回戦で今季18打点目の適時打を放つなど3安打で再び首位打者へと返り咲き、三冠王を確定させる。戦後では12人目で、早大では岡田彰布(昭55教中退=現プロ野球・阪神監督)、鳥谷敬(平16人卒=現プロ野球・阪神)に続く3人目の快挙だ。偉大な先輩に続くため、田中幸はかつてからの夢であるプロの舞台を踏むことができるか。
★タイトル、ベストナインを“早“ナメに
ベストナインを“早“ナメだ!見事優勝した早大からは84年春の法大と03年秋の早大に並ぶ1チーム最多の7人が選出された。タイトルとベストナイン詳細は以下のとおり。
★ベストナイン
投手:
斎藤佑
捕手:
細山田
東(立大)
一塁手:田島(立大)
二塁手:
上本
三塁手:
小野塚
遊撃手:
本田
外野手:
田中幸
外野手:
松本
外野手:青池(慶大)
★最優秀防御率
斎藤佑(0.78)
★最多勝
斎藤佑
、加藤幹(慶大)(4勝)
★最多奪三振
加藤幹(慶大)(72奪三振)
★首位打者
田中幸(.393)
★打点王
田中幸(18打点)
★本塁打王
田中幸
、五藤(立大)
(3本)
★最多安打
田中幸(22本)
★盗塁王
大澤(法大)(9盗塁)
★最多得点
上本(16得点)
早大出場メンバー
打順
守備
名前
学部・学年
1
(二)
上本 博紀
スポ3
2
(捕)
細山田武史
スポ3
捕
川本 拓馬
社4
3
(右)中
松本啓二朗
スポ3
右
大島 吉雄
スポ4
4
(左)
田中 幸長
スポ4
5
(一)
原 寛信
文1
走
片岡 優帆
一文4
一
泉 尚徳
スポ3
6
(遊)
本田 将章
スポ4
7
(三)
小野塚 誠
社4
8
(中)
小島 宏輝
社2
打右中
田中 豪太
スポ4
9
(投)
斎藤 佑樹
教1
2007東京六大学・秋季リーグ戦順位表(全日程終了)
順位
チーム
試合
勝利
敗戦
引分
勝ち点
勝率
早 大
慶 大
明 大
法 大
立 大
東 大
1
早 大
14
9
4
1
4
.692
◇
●○○
●○●
△●○○
○○
○○
2
明 大
14
8
4
2
4
.667
○●○
△●△●
◇
●○○
○○
○○
3
慶 大
14
7
5
2
3
.583
○●●
◇
△○△○
●●
●○○
○○
4
法 大
13
6
6
1
2
.500
△○●●
○○
○●●
◇
●●
○○
5
立 大
12
5
7
0
2
.417
●●
○●●
●●
○○
◇
●○○
6
東 大
11
1
10
0
0
.091
●●
●●
●●
●●
○●●
◇
◆コメント
田中幸
(最後のシーズンをリーグ優勝という最高の形で終われたことに関しては)個人 的にも春から色々なことがあって苦しかった。チームもこの秋はサヨナラ負けを したり、とても苦しかった。それでもチーム全員が頑張ってきたからこそ優勝で きたと思う。関わった全ての人に感謝をしたい。(三冠王を取ることができまし たが)まだ信じられない。この夏頑張ってきて良かったなと思う。自分の力だけ ではない。本当に感謝。(納得のいく打撃は出来た)出来た。加藤(幹)とも最 後の勝負だとわかっていたのでなんとか打って気持ちよく終わりたかった。
小野塚誠副将(社4)
(最後の早慶戦を有終の美で飾られましたが今のお気持ちを)とてもうれしいで す。最高です。(どのような気持ちで今日を迎えられた)何が何でも勝つ。(安 打を放ったときのお気持ちを)最後の打席にヒットを打てて良かったです。(最 後に三飛をキャッチした瞬間のお気持ちは)また最後のキャッチのときは涙でち ょっとボールが見えませんでした。
片岡優帆(一文4)
(いまのお気持ちをお聞かせ下さい)とにかくうれしいです 。神宮大会も優勝して少しでも長くこのメンバーで野球をしたいです。最終学年 で春、秋優勝できて本当に最高です。応援してくださった方々に感謝しています 。ありがとうございました。(最後のリーグ戦を振り返っていかがですか)春と は違い第1戦を3試合落とし、苦しいシーズンでしたが4年生を中心にチームが 一つにまとまって優勝できたので良かったです。(代走として出場されたときに 意識されていたことは)常に先の塁を狙っていました。もちろんホームスチール も狙っていました。でも無理でした。
上本博紀(スポ3)
(3連覇を達成した今の素直なお気持ちを)応援してくださ っている方への感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたい。(今季を振り返って みていかがですか)打撃陣がなかなか点を取れないなかで投手がよく抑えてくれ た。(神宮大会に向けて意気込みを)1試合ずつ全力で戦っていきます。
細山田武史(スポ3)
(優勝おめでとうございます。今のお気持ちは)本当にうれしい優勝です!(今季のチームとご自身を振り返って)今季は毎試合が苦しい戦いでした。自分自身も状態が悪かったけれど、今考えてみると、その中で優勝することができたのは4年生の勝ちたいという"想い"が勝利へ結びついたからだと思う。感謝します。(神宮大会に向けて)ここまできたら勝利を重ねて、4年生を日本の大学生で一番長く野球を続けさせます!
松下建太(スポ2)
(3連覇達成の喜びの声をお聞かせ下さい)少しでも長く4 年生と野球ができ、嬉しく思います。(今季を振り返ると)終わりよければ全て 良しということでお願いします!(神宮大会に向けて)大切に、大事に戦いたい と思います。
大石達也(スポ1)
(いまのお気持ちを)うれしいの一言。(今季は先発、中継 ぎとシーズンを通して大車輪の活躍でしたがリーグ戦を振り返っていかがでした か)初のリーグ戦にしては良かったと思う。これからはもっと上を目指していき たい。(神宮大会のチームと個人の目標を)明治神宮大会はリーグ戦と違ってト ーナメントで一度負けたら終わりなので一戦一戦しっかり戦って日本一になって 4年生の涙をもう一度みたい。
斎藤佑
(3季連続優勝おめでとうございます。いまの率直な感想は)うれしい。 ほっとした気持ち。(重要な一戦でしたがどんな意気込みで臨みましたか)緊張 はしたけれど、最後の早慶戦なので楽しくやろうと。(今年一年を振り返って) 休む時間もなく慌ただしい一年だった。最後は有終の美で飾れて良かった。
本田
(優勝した喜びの声を)最後のシーズンを優勝で終われてうれしい。(初回の走者一掃となる適時二塁打で勝利に貢献しましたがどんな気持ちで打席に入りました)チャンスだったので絶対返してやるという気持ちで入った。(この日のチームの雰囲気は)いい雰囲気でした。(最後のリーグ戦を振り返って)優勝もしたし、個人的にも一番良い成績を残せたと思う。
須田幸太(スポ3)
(今のお気持ちを)マジでうれしいです。みんなすごかった。(早慶1回戦では苦しい展開となったが加藤幹選手のピッチングに関しては)さすがの一言。(今後の課題と神宮大会への意気込みを)調子はいいので後は勝ち運をつけます。
松本
(優勝した今のお気持ちは)4年生が最高の形で終わってもらうことが出来て、とてもうれしい気持ちです。(早慶戦で大変だったことは)初戦に負けてしまい、精神的にも肉体的にも大変だった。
小島宏
(今のお気持ちは)最高です。秋は苦しんで優勝したので本当にうれしいです。(今日は本塁打を放たれました。スタンドにボールが入ったときのお気持ちは)本当にうれしかったです。この一打を来年につなげていければと思います。(今季を振り返ると)出たり出なかったりではダメなので来年はフル出場できるように頑張りたいです。
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