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秋季リーグ戦
10月13・14日 神宮球場
明大戦展望
ライバルたちを蹴落とし、3季連続のリーグ制覇に向け、勝ち点を取りこぼすことなくばく進する早大。2週間ぶりの神宮球場で、優勝により近づくために、避けては通れない強敵、明大を迎え撃つ。
明大といえば、相手の攻撃をかわす細かい継投が持ち味。今季、その要となっているのが先発、リリーフ、クローザーと大車輪の活躍を見せる久米だ。中でも、目を引くのが先の慶明戦における活躍ぶり。延長12回を一人投げきり、引き分けに持ち込んだ3回戦の力投はもちろんのこと、不運にも引き分けに追いつかれた1回戦も例外ではない。完投を目前に、味方の守備エラーから調子を崩すと、アクシデントもあり、不本意な降板を強いられたが、それまでの投球は慶大打線をわずか4安打に抑えるなど好調そのもの。ラストシーズンにふさわしい快投が続いている。同じく4年生の古川が踏ん張るほか、宮田、西嶋ら下級生の成長も見られる今季、投手が大崩れし、試合を壊すことがないのが明大最大の強み。念願の首位打者獲得に向け、首位をひた走る4番・田中幸長主将(スポ4)をはじめ、現時点での打撃十傑に4人が名を連ねる稲穂打線が、百戦錬磨の明大投手陣を打ち崩せるかどうかが、大きなキーポイントになりそうだ。
一方の早大も、高い投手力という点では負けてはいない。ただし、4年生が中心の明大と大きく異なるのは、早大はルーキーがチームをけん引し、ゲームを作っていることだろう。入学前から注目を一身に背負ってきた斎藤佑樹(教1)は法大2回戦での悔しい敗戦をきっかけに、パワーアップ。中2日開けての4回戦の登板で、早実高時代以来遠ざかっていた完投を成し遂げ、雪辱を遂げると、続く立大2回戦でも1失点で完投勝利を収め、ただならぬ才能をあらためて見せ付けたばかりだ。同じく1年生の大石達也(スポ1)も、今季から登場した新戦力ながら、指揮官からの信頼は厚く、その期待に十分応える活躍を続けてきた。苦しい場面でマウンドを任されても、顔色一つ変えずに球を放る斎藤佑と大石の強心臓が、今の早大を支えているといっても過言ではない。ここに、春季リーグでは最優秀防御率を受賞した松下建太(スポ2)、春の明大戦では完投勝利を挙げ相性の良い須田幸太(スポ3)らが加われば、明大打線は恐れるに足りないものとなるだろう。
とはいえ、昨年は春秋ともに、一年を通じて明大に苦しめられるなど、明大との相性はいいとは言い難い。ここぞという時に欲しい一発が出ず、好調の投手陣を援護しきれずにいる状態に一番不満を感じているのは明大の選手たち自身のはず。早明戦に敗れると、明大の優勝可能性は0になる。出場メンバーには4年生も多く、ラストシーズンでの優勝に望みを繋ぎたい明大が全力でぶつかってくることは、明らか。熱い投手戦が予想されるが、わずかな乱れを足がかりに、確実に得点を重ねていくことが勝負の分かれ目になりそうだ。
(平野麻理子)
★明大、久米・白石・古川・水田のインタビューはこちらから
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