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 秋季リーグ戦 9月29・30日 神宮球場



 立大戦展望

松本のバットが十字架を打ち砕く  4回戦までもつれた法大戦で勝ち点を手にし、リーグ制覇への道筋を着々と歩んでいる早大。しかし第4週は難敵が立ちはだかる。開幕カードで慶大の絶対的なエース・加藤を苦しめ、法大には連勝を収めるなど快進撃を続ける立大だ。早大にとっては現在9連勝中の相手ではあるが、指定席となりつつある5位からの脱却、そして99年秋以来のV奪回を虎視眈々(こしたんたん)と狙う神宮のピンストライプは決して侮ることはできない存在だ。

 立大の強さは打撃陣の好調にある。法大戦からリードオフマンに抜擢された東は現在、リーグトップの打率.526をマークしており、最も勢いのある選手だ。また、昨シーズン、細山田武史(スポ3)と首位打者争いを繰り広げた3番・田島に加え、特に警戒すべきは4番・五藤。今季は打率こそ目立つ成績は残してはいないが、すでに7打点を叩き出し、チャンスでの勝負強さを発揮している。一発もあるだけに、五藤の前にランナーを貯めないことが重要となるだろう。そして、春季は踏ん張りきれずに崩壊気味だった投手陣も、安定感を保っている。立大は1試合に平均で4投手を注ぎ込む小刻みな継投が特徴。継投という相手の術中にはまる前に、早い段階で先発を打ち崩して主導権を握りたい。もう一つ注目したいのは、今季から先発に起用され、見事な投球を披露した1年生エースの仁平。仁平は昨年の春季都大会で早実高に投げ勝つなど、斎藤佑樹(教1)とは当時からのライバル関係にある。舞台を大学に移し、再び顔を合わせたルーキー同士の対決も楽しみだ。

浪人生活を経て、立大の4番にまでのぼりつめた五藤  迎え撃つ早大のキーマンには松本啓二朗(スポ3)を挙げたい。田中幸長(スポ4)と共に稲穂打線の中軸を担い、加えてこれまでに5盗塁を決めるなど、昨シーズンの盗塁王は今季も健在。絶好調の打撃とその足で、チャンスを広げて4番の田中幸につなげれば、得点の可能性は一気に高まる。さらに忘れてはならないのが本田将章(スポ4)の活躍だ。華麗な守備に注目されがちだが、法大3回戦に3安打4打点挙げ、チームの勝利を引き寄せた本田が下位打線に控えることで、必ずや相手に脅威を与えることだろう。一方の投手陣は、法大戦で須田幸太(スポ3)と斎藤佑の二本柱が法大打線相手にピリッとしなかった。しかし、国内不敗神話が途切れた斎藤佑が、法大4回戦では雪辱を果たす完投勝利を決めただけに、須田にもエースとしての自信とプライドを取り戻す好投をこのカードで期待したい。

 打倒ワセダに燃える挑戦者に失うものはない。慶大とのカードを接戦で落とし、優勝のためにも負けられない状況が続く立大は、全身全霊で戦いに挑んでくるだろう。混戦ひしめく今季、3連覇を見据える王者ワセダにも、もちろんこれ以上の負けは許されない。法大戦から中3日と厳しい日程ではあるが、必ずや2連勝といきたいところだ。

(西村佳恵) 


★立大・田島、五藤のインタビューはこちらから







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