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 秋季リーグ戦 東大2回戦 9月9日 神宮球場



 順風満帆!秋のワセダに新しい風
リーグ初登板の大石はウイニングボールを手ににっこり
2回戦
東 大
早 大×10
(早)○大石、楠田、須田−細山田、山縣
◇(本塁打)田中幸2号2ラン、原1号ソロ
  (三塁打)松本
  (二塁打)大石、本田、上本


 秋が近づき、静寂を取り戻しつつある神宮の杜(もり)に新たな風が吹いた。今季リーグ戦初登板の大石達也(スポ1)が完ぺきな投球内容をみせれば、打線も大爆発。4回には一挙8得点のビッグイニングを作るなどし、東大を10−1で粉砕した。早大は投打ががっちりかみ合った納得の完勝劇。この勢いに乗って、目指すは3連覇だ!

 「1年生は斎藤だけじゃない!」そんな声が聞こえてくるようだった。1回戦を斎藤佑樹(教1)でモノにした早大。2回戦の先発はこの夏大きく成長した同じ1年の大石。この日がリーグ戦初登板となる男が1年とは思えないほど落ちついたマウンドさばきを見せる。140キロ台後半の力のあるストレートを主体に、5回までの15個のアウトのおよそ半分である7つを三振で奪うなど、二塁さえ踏ませない快投で赤門打線を押さえ込んだ。実力に疑いはなかった。夏のオープン戦では新日本石油戦から始まり亜大、同大、そしてオール早慶戦と強敵を相手に内容のある投球を続けてきた。そこで勝ち得た信頼と自信。相手がどこであろうと自分のピッチングは変わらない。

ごっつぁんです!二試合連続となる本塁打を放った田中幸  その大石がマウンドで巻き起こす風に稲穂打線がなびいたのは4回だった。先頭の松本啓二朗(スポ3)が左安打で出塁すると、迎えるはただいま絶好調の4番・田中幸長(スポ4)。カウント0−1から強く振り抜いた打球がセンターの頭上を襲う。少し低いかと思われた打球はしかし、グングンのびてそのままバックスクリーンに直撃した。この豪快な一発に続けとばかりに、ソロ本塁打を放った原寛信(文1)をはじめ、この回7安打を集中した打線は一挙8点をたたき出し、試合を決定づけた。

 東大戦では盤石な試合運びで王者の貫禄を見せた早大。このカードでは新戦力の台頭、好調な主軸とポジティブな話題の多かった。この勢いに乗り次戦、法大戦も連勝と行きたい。風は追い風だ!

(小林大助) 



楠田のこの日のMAXは149キロ! ★楠田もリーグ戦初登板

 楠田裕介(スポ2)も6回に2番手としてマウンドに上がり、リーグ戦初登板を果たした。楠田といえば、8月にナゴヤドームで行われたオール早慶戦でも慶大打線を5回1安打に抑える好投をしたことが記憶に新しい。この日も持ち前のストレートで相手を封じ込めたいところであったが、6回2死から東大の1・2番コンビに連打を浴び1点を失ってしまう。だが、7回には連続三振を奪い、本来の力を神宮でみせてくれた。さらに厚みを増す早大投手王国。「大石や楠田といったリーグ戦初登板のピッチャーが神宮を経験したのはこれから法政、立教を相手にするときに大きいと思う」と田中幸主将が語るように、新戦力の台頭がきっと早大に勝利を呼び込んでくれるはずだ。


早大出場メンバー
打順守備名前学部・学年
(二)上本 博紀スポ3
(捕)細山田武史スポ3
 打三生島 大輔スポ3
(右)松本啓二朗スポ3
(左)田中 幸長スポ4
(三)小野塚 誠社4
 山縣 有輔人3
(一)原  寛信文1
 小島 宏輝社2
(中)川畑 依啓スポ3
 田中 豪太スポ4
 後藤 貴司社1
(遊)本田 将章スポ4
 坂本 力哉教3
 須田 幸太スポ3
(投)大石 達也スポ1
 山川 陽祐社2
 片岡 優帆一文4
 楠田 裕介スポ2
 泉  尚徳スポ3


◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(リーグ戦初登板の大石選手にアドバイスなどは)誰しも初登板というと緊張するけれど、全力で投げろと話をした。まだまだ本人の力を出し切れないと思うので、これからの登板に期待したい。(田中幸選手が2試合合計で6安打7打点の大活躍ですが、調子のほうは)対戦が東大だけなのでこれからの強豪校との対戦でどれだけ打てるかを期待します。(勝ち点を得ました。法大戦に向けて)とにかくスキを見せずおごらず、一戦一戦全力で戦えるよう学生と一緒にがんばりたいと思います。

田中幸
(東大戦を振り返って)大石や楠田といったリーグ戦初登板のピッチャーが神宮を経験したのはこれから法政、立教を相手にするときに大きいと思う。また、全員でいい雰囲気で出来ていると思う。(バックスリーンに本塁打を放つなど以前に長打力にこだわりたいとおっしゃっていましたが出来ているのでは)バックスクリーンにはあまり打ったことがないのでその意味でも成果が出てきたと思う。これからが大事です。(法大戦に向けて)春からあまりメンバーが変わっていないので個人個人がやるべきことはしっかり分かっていると思う。あとは、法大戦まで上手くチームをもっていきたい。

松本
(勝ち点を取った今のお気持ちは)勝ち点を取れたことは嬉しいです。また、その気持ちを引き締めて頑張りたいです。(昨日と同じく楠井投手、重信投手との対戦でした。昨日戦ったことできょうの試合で活かせたことは)球筋が頭に残っていたので、準備しやすかったです。(逆に課題は見つかった)走塁と打撃フォームをもう一度確認しようと思います。

大石
(リーグ戦初登板初勝利おめでとうございます。今日の投球を振り返っていかがですか)嬉しいです。(5回で降板したのは予定通り)元々何回まで投げるか言われていなかったのでわかりません。(法大戦に向けて)どこで登板するかはわかりませんが、与えられた仕事をしっかりするだけです。

ポール際に飛び込む特大の本塁打を放った原
(今季第1号本塁打の感想を)思い切って振った結果だと思っています。(東大戦を終えて今季の目標である10打点は達成できるという手ごたえを得られた)今後少しずつ調子を上げていって10打点あげられるように頑張ります。(法大戦に向けて)個人よりもチームが勝てるように全力で取り組んでいきます。



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