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 秋季リーグ戦 9月8・9日 神宮球場



 東大戦展望

 リーグ戦経験豊富な三宅の投球術には要注意だ
 早大に始まり、早大で終わったといっても過言ではない春季リーグ戦の終了から3ケ月。神宮の杜に、再び球音が響く季節がやってきた。9月8日に開幕する東京六大学野球秋季リーグ戦。早大は初戦で、東大と対戦する。リーグ戦3連覇をかけ、なんとしても2連勝で勝ち点を奪取したいところだ。

 相手は、引き分けをはさみ目下リーグ戦40連敗中と低迷しているチームだ。チームの実績、選手個々の能力、どれをとっても早大とは圧倒的な差がある。しかし、単純な数字やデータだけでは勝負が決まらないのも、また野球の醍醐味(だいごみ)。事実、2005(平17)年の秋季リーグ開幕戦では、早大は東大に0−1と完封負けを喫した。油断は禁物である。

 東大としては、無駄な失点を極力避け、接戦に持ちこみたいところだろう。その際には、やはり投手陣の奮闘が不可欠となる。軸となるのは、重信・三宅・鈴木の3投手だ。特に三宅は、昨季の法大2回戦で9回を完投し、引き分けに持ち込む好投を見せた。直球の球威はさほどではないものの、緩急を駆使し、変化球を低めに集める投球術が光る、「頭脳派好投手」だ。三宅のペースに乗せられると、強打の早大打線でもそうは得点できないだろう。問題は、春季はチーム打率1割台と沈黙した打線だ。岩間や高橋といった実績のある選手が引っ張るが、ここ一番での得点力を高めていきたい。

東大戦でリーグ戦初出場を狙う大石  一方、迎え撃つ王者・早大には、大学球界屈指の実力を誇る投手陣が健在だ。須田幸太(スポ3)がやや調子を落としているものの、夏季オープン戦で、右の本格派・大石達也(スポ1)が台頭。斎藤佑樹(教1)、松下建太(スポ2)らとともに、投手王国の一翼を担う存在にまで成長した。斎藤佑へのマークが厳しくなることが容易に想像できる秋季は、大石の存在が大きな意味を持つに違いない。また、選球眼に優れ、好球必打の姿勢が浸透している打線の破壊力は相変わらずだ。春には首位打者に輝いた細山田武史(スポ3)、12打点を挙げた田中幸長(スポ4)、日米大学野球選手権で日本代表に選出された松本啓二朗(スポ3)らに加え、頼れるルーキー・原寛信(文1)が控える盤石の布陣。打たせてとる投手が多い東大投手陣にとっては、わずかな失投が命取りになるだろう。

 圧倒的な戦力を擁する早大野球部。3連覇への新たな挑戦が、今まさに始まろうとしている。
(千田幸平) 






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