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オール早慶戦
8月25日 静岡・草薙球場
打線爆発!つなぐ野球で“第5ラウンド”を制す
全早慶戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
計
慶 大
1
0
0
0
1
0
0
0
0
2
早 大
0
1
0
1
1
0
4
3
×
10
(早)○大石、斎藤佑、松下―細山田、山縣
◆(二塁打)本田、田中幸、小野塚、山川
場所を名古屋から静岡に移し、行われた早慶戦“第5ラウンド”は終盤に早大打線が爆発。16安打、10得点の猛攻を見せ、慶大を圧倒し、名古屋での借りを倍にして返した試合となった。
「同じ相手に二度は負けられないし、一昨日は悔しい敗戦だったのでみんな今日は気合いを入れていました」(原寛信=文1)。そこには慶大投手陣を打ちあぐねた先日の姿はなかった。6回まで点をとられては、とりかえすという展開が続いた試合は7回に大きく動き出す。この回、先頭の上本博紀(スポ3)が四球で出塁し、次打者が犠打できっちり送ると、ここから打線が止まらない。松本啓二朗(スポ3)の中前適時打を皮切りに5連打。一挙に4点を奪う。さらに続く8回にも川畑依啓(スポ3)が左越え二塁打でチャンスメイクすると、1死後、この日、最優秀選手賞に輝いた田中幸長(スポ4)の4本目の安打を含む、4連打で3点。打線が文字通り「一本の線」となった。
一方、投手陣も奮起した。ここまで新人戦、オープン戦と結果を残してきている先発の大石達也(スポ1)は、持ち前の直球を武器に三振の山を築き上げる。5回を投げて毎回の8奪三振。本塁打こそ2本打たれるも、失点はその2点のみ。リーグ戦ベンチ入りに向けて、猛アピールだ。さらにその大石からバトンを受け継いだ斎藤佑樹(教1)、続く松下建太(スポ2)と大学日本一の立役者二人もその後の慶大打線に1点も奪われない貫禄の投球内容を見せて、應武篤良監督(昭56教卒)にとってはリーグ戦へ向けて、いい意味で悩みの種となった。
第1戦で好投した楠田裕介(スポ2)、第2戦で繋がった打線。1勝1敗で終えた今年の全早慶戦は結果以上に収穫の多いものだった。オープン戦もあと3試合。リーグ戦開幕へ向けたラストスパートが始まる。
(宮沢直樹)
スターティングメンバー
守備位置
名前
学部・学年
4
上本 博紀
スポ3
2
細山田武史
スポ3
9
松本啓二朗
スポ3
7
田中 幸長
スポ4
5
生島 大輔
スポ3
DH
北崎 寛和
平19法卒
=現JFE東日本
3
泉 尚徳
スポ3
6
本田 将章
スポ4
8
川畑 依啓
スポ3
P
大石 達也
スポ1
◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(今日はこの前の借りが返せましたね)早慶戦は大観衆の中で野球がやれ、本当にありがたい。今日もボロ負けするかと思っていたからホッとしています。(大石選手も活躍しましたが)この前投げた楠田、今日の大石、斎藤と若い選手が良くなっている。東京には福井がいますし。将来が楽しみです。(斎藤佑投手はどうでしたか)夏場はランニングをさせて肩を休ませました。今日は打たれるかなと思ったが、6人をピシャッと抑えホッとしています。秋への収穫になりました。下半身が大きくなり力強さが生まれてきているし、課題もうまく克服している。やはり修正能力がありますね。(秋のローテーションは)一応もう頭の中で描いています。また注目される中でやるのかと思うと大変ですが、やはり注目されるかは斎藤の活躍次第ですからね。彼が卒業するまでにもっと成長させてあげたい。
田中幸主将
(MVP受賞おめでとうございます)このような賞には縁がないと思っていたので不思議な感じです。(名古屋での試合ではいいところが見せられなかったが、1日の休みでうまく立て直せた)1戦目はとにかく疲れていたので、疲れをとるようにしました。(第3打席の右中間への適時二塁打はストレートをうまく打ち返しました)この秋は右方向へ意識していこうと思っているので、それができたことがすごく良かったです。(この時期に慶大と戦えることに関しては)この時期にこの雰囲気、緊張感でやれることはすごくいいことだと思っています。(特に現役の慶大投手を打ち崩しました)新しい投手を見られたので良かったです。(では開幕が迫る秋リーグに向けて状態はどうですか)チームがいい感じ、雰囲気で来ています。
小野塚誠副将(社4)
(中盤からの出場だったが)そこまでの試合展開がワセダに有利に進んでいたので楽しんで打席に入ることができた。(7回の適時二塁打は)打った感触では右飛になると思ったが、相手のエラー気味の守備に救われたのでラッキーだった。このオール早慶戦は結果ももちろん重要だが地方をまわって色んな人の協力に感謝する意味の試合でもあるので自分も楽しんで試合に臨むことができて良かった。(現在の調子は良い)慶応の投手陣の仕上がりが、1戦目に好投した中林を始め全体的に良かったので、これから残りのオープン戦、秋季リーグ戦ともに気を引き締めてさらに調子を上げていけるようがんばりたい。
泉尚徳(スポ3)
(今日の試合について)最初は点差が僅差で、緊張感が味わえたし、球場の雰囲気もよかったです。(自身のバッティングについて)オープン戦はよくないんですけど、こういう環境でやるとアドレナリンが出てやる気が出ました。調子も戻ってきた手ごたえがありました。(ベンチの雰囲気は)勝つパターンの時の雰囲気だったので負ける気がしなかったです。(OBの方に何か言われたことは)いや、殴られてばかりです(笑)。(2戦戦って慶大の印象は)個々の力はワセダが上だと思いますが、チームとしてまだまだまとまりがないので初戦は負けてしまいました。これからもっとまとまっていけば負ける相手ではないと思います。
細山田武史(スポ3)
(今日の試合にはどのような気持ちでのぞまれましたか)頑張ろう!名古屋で負けたから勝とう!(投手陣にはアドバイスされましたか)特に何も。いつもと同じように打たれても大丈夫だからちゃんと投げろと。(細山田さん自身の今日の調子は)いつも絶好調です。(今日は打線が前の試合より光っていましたが)繋いでいく意識をもっていきました。(8回裏の中前打はまたワセダの得点を増やすきっかけとなりましたが)粘っていくことで得点に貢献できたのだと思います。(オープン戦やリーグ戦に向けての課題をお願いしま す。)守りではあまり点数をとられないように気をつけて、打線は打つ人は打って、自分は繋いでいく方向で活躍しようと思います。
川畑
(今日の試合の位置付け、気持ちの面ではどのように臨まれましたか)慶応はリーグ戦でも戦うので、この試合をリーグ戦に繋げていけたらという気持ちで臨みました。(オール早慶戦は2試合ありましたが、残りのオープン戦や秋季リーグ戦に向けてどのように活かしていきたいですか)オープン戦は残り3試合しかないけど、自分のアピールポイントをしっかり出してレギュラー定着をはかりたいです。(今日戦ってみて慶大投手陣にはどのような印象をもたれましたか)1年の奥橋投手の速球に三振をしてしまった。次はヒットを打ちたいです。
松本
(優秀選手賞に選ばれましたが)自分の役割をやろうと思って、試合に臨み、その結果がこういう形に結びついたのだと思います。(今日の試合は3安打。第1戦を含めて、左方向への打球が多いが)いい投手だと甘いボールがない。その中でヒットを打つために確率の高い方法が左方向に打つことです。だから意識的に左方向を狙っていました。(今日は一塁コーチャーを応武監督がやっていて、コーチャーボックスからサインを送っていて、実際松本選手も盗塁されましたが)あれは先の塁を狙えたら、積極的に狙えいう指示でした。ただ一塁コーチャーからサインを出されるということはいつもとは違う感じでした。(28日から、またオープン戦がはじまります。リーグ戦までに取り組みたいことは)今、やることは短所をなくすというより、長所を伸ばすということ。それをしっかりやっていきたいです。
松下
(オール早慶戦を振り返って)楽しかったです。(オープン戦と違い久しぶりに大観衆の中での試合でしたが)今日は、普通の試合と同じような感じでやりました。(今日の試合振り返って)もうリーグ戦まであと二週間なので、こういう機会でやれたって事はよかったと思います。(仕上がりも順調そうですが、秋への手応えは)あとは風邪をひかない事だけです(笑)
原
(今日は勝利おめでとうございます)ありがとうございます。(今日の試合を振り返って)第1戦で負けてしまったので今日は絶対に勝たなければ、とプレッシャーもあったんですが勝てたので良かったです。(第1戦の敗戦を踏まえて、チームとしては何か今日に向けて反省などはあったのか)監督がよく言われる言葉なのですが、勝ち負けというのは運もある、ということだと思います。同じ相手に二度は負けられないし、昨日は悔しい敗戦だったのでみんな今日は気合いを入れていました。(第1戦はスタメンで出場。惜しくも無安打でしたが、今日は個人的に何か反省や修正点などはあったのか)今日は監督にスタメンではない、ということを最初から言われていたのですが、絶対に出番があると思って、いい結果が出せるようにいつでもいけるよう準備はしていました。(今日は7回に1死二、三塁の場面で代打で出場。どんな気持ちでバッターボックスに入ったのですか)自分が出る前に、監督に相手投手は1年の奥橋だからと言われていたんですけどちょうど次の回からピッチャーが(奥橋から居村に)代わってしまったので、次はぜひ1年の奥橋とやってみたいです。結果が出せて良かったです。
斎藤佑
(賞を受賞した感想は)うれしいです。(草薙球場は狭くて有名な球場でしたが)今日は抑えましたけど、やりにくかったのはあります。(久々の慶大打線の印象は)やっぱり慶応はいつ投げても投げにくいです。(大声援のなかでマウンドへむかいました)うれしかったですね。ナゴヤドームのときもそうでしたが。(ナゴヤドームでも投げたかったですか)はい、もちろんです。(名古屋や静岡ははじめてですか)そうですね。はじめてです。(今日は速球に力がありました)はい、夏だからでしょうね。また秋になったらどうでしょう。(夏に習得した変化球などはありますか)いや、特にないです。(開幕の東大戦への抱負をお願いします)一生懸命がんばります。
大石
(華の早慶戦とも言われるが先発するにあたり特別な思いは)特にはないです。長く投げられてよかったです。(2本塁打を浴びたが慶大打線の印象は)変化球が甘く入ると簡単にもっていかれるなと。(自分自身の課題、意識したことは)今日は思い切り投げることだけ考えました。(オープン戦でも好投つづいていたがその成果は)ぼちぼちでてきました。(開催地が静岡にも関わらずたくさんの観衆)「佑ちゃんフィーバー」まだまだだなと。(残りのオープン戦どう調整していく)秋に向け自分のやることをしっかりやっていきたいです。
北崎寛和(平19法卒=現JFE東日本)
(今日戦ってみた感想)日本一のメンバーとやれてさらに勝つこともできて、楽しかったです。(慶大の印象はどうでしたか)今日はワセダがよく押さえていたが、リーグ戦で戦う上では強豪になると思う。(社会人と大学との雰囲気などの違いは)大学はリーグ戦なので1勝、1敗ですべてが決まるということはないけど、社会人はトーナメントなので1敗すれば終わってしまう。そういうところで違った厳しさがあります。
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