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全日本大学選手権決勝
6月17日 神宮球場
33年分の思いが実った『文武両道日本一』
決勝
1
2
3
4
5
6
7
8
9
計
早 大
1
0
0
2
0
0
1
0
0
4
東海大
0
0
0
0
0
1
0
0
0
1
(早)○斎藤佑、松下―細山田
◇(本塁打)小野塚(二塁打)松本、原
ワセダに新たな歴史が刻まれた。昨秋、明治神宮大会で亜大に敗れ、惜しくも「日本一」の座を逃してから約半年。決勝戦で東海大を4―1で下し、早大がついに33年ぶりに頂点の座に返り咲いた。
先発は、昨日の創価大戦に続き斎藤佑樹(教1)。立ち上がりを三者凡退で抑えると、その裏に1死一、三塁のチャンスから田中幸が犠飛を決め早大が先制する。「斎藤が投げると打線が奮起する」(応武篤良監督=昭56教卒)という言葉通り、4回には走者を三塁に置き小野塚誠(社4)が「1年の新人戦以来」というバックスクリーン左に飛び込む2ラン本塁打を放つ。早実高の先輩の援護弾を受けた斎藤佑は要所を抑え、6回途中に1点を奪われたところで松下建太(スポ2)にマウンドを託した。
松下は、打者10人に対して6奪三振を奪う快投で東海大打線に反撃の糸口を与えない。そして4−1とリードし迎えた9回2死で最後の打者を追い込んだ6球目。渾身のストレートにバットが空を切った瞬間、松下は大きくガッツポーズ。同時にグラウンドと三塁ベンチから早大ナインが一気にマウンドに駆け寄り、喜びを爆発させた。
今年、日本中の注目を集めた早大野球部。普段の東伏見の練習から沖縄キャンプまで、多くの報道陣が詰めかける。オープン戦も非公開にするなど異例の連続が続く。だが、そのようななかでも「いい緊張感の中で練習できた」と田中幸主将が語るとおり、チームはプレッシャーをはね返し、着実にひとつにまとまっていった。近年まれにみる盛り上がりみせたリーグ戦を快進撃で勝利を重ね、「完全優勝」を飾る。全日本でもその勢いそのままに、33年間数多くの偉大な先輩が成し遂げられなかった日本一を達成した。だが、全日本優勝は決して一人や二人の力で手にしたものではなく「部員全員で勝ち取ったもの」と応武監督は強調する。2007年に全員で成し遂げた『文武両道日本一』。幸長ワセダが創った伝説は、早大野球部の長い歴史の1ページにしっかりと刻まれ、語り継がれていくだろう。これからもずっと――。
(山田 豊)
★斎藤佑らが全日本大学選手権でタイトル受賞
全日本で2勝を挙げ、優勝に貢献した斎藤佑が早大史上初めてMVPを獲得した。また、防御率0.60と全日本で防御率1位の松下が最優秀投手賞、上本博紀(スポ3)が.583で首位打者。また、三浦純主務(スポ4)が功労賞を受賞するなど、スタンドから賛美の拍手が送られた。
★プレーバック1974
前回全日本制覇を達成した1974(昭49)年は、北海道・札幌円山球場で行われた。松本匡史(昭52教卒)らを中心にリーグ戦で戦後チーム盗塁記録を更新するなど「走るワセダ」といわれた。決勝まで、難なく駒を進めると、決勝の駒大戦では阿部政文(昭51教卒)の好投がチームの逆転劇を呼び、15年ぶり2度目の全国制覇を成し遂げた。
★「全日本大学選手権優勝号外」配布中です!
早大野球部の全日本大学選手権制覇を祝して20日(水)に号外を発行予定。20〜22日の12時ごろから4時ごろまで西早稲田キャンパスを中心に早大構内で無料配布いたします。是非、足をお運びください。
スターティングメンバー
守備位置
名前
学部・学年
4
上本 博紀
スポ3
2
細山田武史
スポ3
9
松本啓二朗
スポ3
7
田中 幸長
スポ4
5
小野塚 誠
社4
3
泉 尚徳
スポ3
DH
原 寛信
文1
6
本田 将章
スポ4
8
川畑 依啓
スポ3
P
斎藤 佑樹
教1
◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(日本一になったお気持ちは)本当にうれしいの一言である。4年生を中心として部員全員の日本一だと思っている。(本塁打を打った小野塚選手がダイヤモンドを回っているとき何度もガッツポーズをし、うれしそうにみえました)よく打ってくれました。今までの苦労が報われたと思う。(選手たちになんとお言葉をかけたいですか)まだ3年生以下の選手がいっぱいいるし、成長の過程にあるのでこの勝利に満足せず、秋のシーズンのスタートを切り、更に強くなれといいたい。
田中幸
(日本一の喜びの声を教えてください)ワセダ大好きです。ワセダ最高、最強!(日本一になった一番の要因は何だと思いますか)試合に出ているメンバーも出てないメンバーも全員が一つになって戦ったから、日本一のチームワークだと思う。(個人として、チームとして次なる目標があればお聞かせください)リーグ戦3連覇!
小野塚
(ご自身の本塁打が今日の勝利に大きく影響していると思います。あの場面で何を考えて打席に入りましたか)とにかく外野フライで1点という気持ちでした。(打った瞬間の感触、そしてダイヤモンドを駆け巡るときの気持ちを教えてください)打った瞬間はまったく入ると思いませんでした。(日本一を達成した喜びのお気持ちをお聞かせください)信じられないというか夢みたいです。
本田将章(スポ4)
(最高学年で全国制覇を成し遂げ、本当にうれしいことと思います。優勝が決まった瞬間、どのような気持ちがこみ上げてきましたか)大学選手権ではあっさり勝ってしまったので、まったく実感がなかったです。(これまでの戦いを振り返って)体力と集中力とバッティング。(ここまで一緒に戦ってきたチームメイトにどう声をかけたいですか)みんなよう頑張った!
泉尚徳(スポ3)
(今日は守備で華麗なプレーを見せ、何度も投手陣を助けましたが決勝の舞台、守っていて緊張されましたか)良い緊張感だったと思う。打てない分、守備で貢献しようと思いました。ファーストゴロをピッチャーにトスしてアウトにするには本当に気持ち良い(笑)(今大会を振り返っていかがですか)ベンチやチームのムードが良かったので優勝できたのだと思う。チーム一人一人が自分の役割をこなしている。(最後に日本一になったときの瞬間のお気持ちを聞かせてください)生きてきた人生で日本一というのは初めてなので、本当にうれしかった。泣いてしまった。
上本
(目標だった日本一を達成した今のお気持ちを)まだ実感がない。控えの選手に感謝の気持ちでいっぱい。(今季ご自身の成績を振り返っていかがですか)1、2年の時よりかは、チームの力に慣れたと思うがもっと上を目指してやりたい。(喜びの声をお聞かせください)応援してくださったすべての方に感謝しています。これからもパワーを下さい。ありがとうございました。
川畑依啓(スポ3)
(日本一になったご感想は)最高です!!でも実際のところまだ実感が湧かない感じです。これから徐々に感じていくのかなと思います。(ご自身の全日本を振り返って)自分自身では精一杯、今に力を出し切ったつもりです。でも、やはりまだまだ力不足なので、この結果を今後に活かし、さらにレベルアップしていきたいと思います。(33年ぶりの日本一です、このチームの良さを教えてください)キャプテンを中心に本当に1戦1戦強くなっていったという感じ。個人の持っている力をその役割役割を発揮し、それがチームとして一つにまとまっていた結果が日本一へとつながったのだと思う。
松本啓二朗(スポ3)
(昨季成し遂げられなかった日本一を手にした今のお気持ちを)チームの目標として『文武両道日本一』が達成できて本当にうれしかったです。(この日も猛打賞の活躍でしたが、全日本でのご自身のバッティングを振り返って)積極的に打ちにいった結果だと思います。(今大会は盗塁も積極的になさっていましたが)隙があればと積極的にいこうと考えていたのでうまく盗塁が成功したのだと思います。
松下
(日本一のお味、胴上げ投手になった感想をお聞かせください)I LOVE WASEDA!最高ー!(今大会の投球を振り返って)自分の持っている力を出し切りました。最高にうれしいです。(次なる目標をお聞かせください)優勝!
斎藤佑
(「日本一」になった瞬間のお気持ちを)うれしかったです。(決勝での先発を言い渡されたときは)頑張ろうと思った。(全日本での打者はリーグ戦とは違った)レベルの高い打者が見れて良かった。(最後に喜びのことばをおねがいします)1年にして大きいことを成し遂げたと思っていると思いますが、斎藤佑樹の野球はこれからです。とりあえず、今日は最高の一日でした。
原寛信(文1)
(今シーズンを振り返って)正直初めてのシーズンで日本一になれてとても幸せです。個人的にも実力以上の結果が出ました。(「日本一」になった瞬間、どのようなことを思いますか)今まで苦しかったことなどを考えていました。(最後に喜びの声をお聞かせください)応援してくださったすべての人に感謝したいと思います。
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