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 全日本大学選手権展望 6月12日〜17日 神宮球場・東京ドーム



 全日本大学選手権展望

エース・須田の気迫が大学ナンバーワンへと導く  東京六大学を「完全優勝」という最高の形で終えた早大。だが、スローガンの「文武両道日本一」という言葉が示すとおり、あくまでも目標は33年ぶりの日本一である。昨季の明治神宮大会ではあと一歩のところで散った悲願の「日本一」達成へ向け、幸長ワセダは全日本大学選手権に挑む。

 全日本大学選手権はトーナメント方式で行われるため、負けは絶対に許されない。そこで重要となるのは第1戦投手として活躍した須田幸太(スポ3)、ベストナインを獲得した斎藤佑樹(教1)の両先発を軸に、最優秀防御率を獲得したセットアッパー・松下建太(スポ2)を擁するなど層の厚い投手陣。そのなかでも、須田の活躍が頂点に立つためには不可欠だ。早慶戦前まで防御率リーグトップをひた走るも、優勝のかかった早慶戦では大観衆を前に打ちこまれ、今季初黒星を喫する。2回戦も最終回に登板するも失点するなど普段の投球が影を潜めてしまった。気持ちを切り替え、昨秋の神宮大会でも登板を経験したエースが全国の強豪相手にどこまで自分の投球ができるかがワセダの命運を左右するだろう。


上本の活躍がワセダに風を与える  また、リーグ屈指の破壊力を誇った稲穂打線の爆発にも期待したい。特に、昨秋の神宮大会で.583という高打率を残した上本博紀(スポ3)に注目だ。リーグ戦とは違い、データのない初めて対戦する投手、いわゆる「初モノ」を苦にしない上本の存在は大きい。リードオフマンが出塁し、攻撃のリズムをつくっていきたい。一方、リーグ戦で野手の失策はわずか3つと堅守を誇った守備力。2年前の全日本では守備の乱れが敗戦につながってしまったためにリーグ戦同様、ミスから失点という形はなんとしても避けたいところだ。そしてリーグ最多の8盗塁を決めた松本啓二朗(スポ3)を中心とした機動力も活かしていきたい。松本だけでなく、上本、泉尚徳(スポ3)、田中幸長(スポ4)など選手の多くが積極的に前の塁を狙う姿勢があり、足でも相手を翻弄することができるだろう。

 戦力的には優勝候補の一角といっても過言ではない早大。だが、記者会見で他大が次々と「打倒ワセダ」を宣言したように、初戦から気が抜けないだろう。だがそんなプレッシャーにも負けず、「日本一」の座を勝ち取り、もうひとつの「伝説」をワセダの歴史に刻みたい。

(山田 豊) 
★早大の全日本大学選手権日程

2回戦 14日 14:00 東京ドーム VS九州国際大
3回戦 15日 13:30 神宮球場
準決勝 16日 13:30 神宮球場
決勝  17日 13:00 神宮球場
※東京六大学代表はシード権を持つため、1回戦はなし。

★全日本大学選手権、速報します

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