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 春季リーグ戦 4月29日 神宮球場



 “ユウ”ことなし!投打がかみ合い圧勝


2回戦
法 大
早 大×13
(早)○斎藤佑、松下−細山田、山縣
◇(二塁打)川畑、上本


斎藤佑の頭脳的投球に法大打線もお手上げ 紺碧の空が広がる神宮球場。大勢の観衆から歓喜の声が鳴り止むことはなかった。

 先発の斎藤佑樹(教1)はキレのいいストレートを持ち味に7回を1失点に抑える好投を見せた。打線も13安打の猛攻で斎藤を援護し、法大2回戦を快勝で飾る。

 斎藤佑が神宮のマウンドを踏むのは前回の東大戦に続き2度目。今回も安定したピッチングが期待されたが、斎藤佑は初回にいきなり先頭打者に安打を許してしまう。犠打をうまく決められ1死二塁。続く法大の3番・今井にうまくタイミングを合わされ、早くも1点を献上してしまう。だが「とにかくしっかりと低めに投げさせた」という細山田武史(スポ3)のリードを受けながら、斎藤佑は後続を2者連続の空振り三振に打ち取り、この回を終えた。2回以降本来の調子が戻ってきた斎藤佑は1点の援護をもらい、コントロールの良さを武器に次々と打者を打ち取っていく。法大打線は斎藤佑をなかなか打ち崩せず、スコアボードには「0」の文字が並んだ。

 一方、この日は打撃面でも斎藤佑の活躍が光った。同点の4回、早大は2連続四球で2死、一、二塁のチャンスを迎える。続く打者は國府潤士学生コーチ(教4)からアドバイスを受け打席に向かう斎藤佑。すると斎藤佑は2球目を芯で捉えて左前に運ぶ適時打を放ち、自らの手で勝ち越しに成功した。さらに1点を加えた次の回、稲穂打線はさらに火がついた。中軸がつながり、確実に得点を重ねていくなか、斎藤佑も前の打席の勢いそのままに中前適時打を放ちこの日2打点目。5回の攻撃を終えて6点差となり、ワセダの勝利はほぼ確実のものとなった。

 その後も斎藤佑は6、7回共に3人でピシャリと締め、相手に付け入る隙を与えない。自慢の制球力は味方の援護をもらった後も崩れることはなかった。終わってみれば文字通りの圧勝。法大打線を完全に沈黙させ2連勝を成し遂げた。

 斎藤佑は今季2勝目の勝ち星を挙げ、チームも2つめの勝ち点を獲得した。早大は確実にリーグ戦連覇への階段を上っている。優勝という栄冠を目指してワセダの戦いはまだまだ続く。

(坂本花織) 


★03年秋以来の開幕4連勝

 開幕4連勝は、青木宣親(平16人卒=現プロ野球・ヤクルト)、鳥谷敬(平16人卒=現プロ野球・阪神)、田中浩康(平17社卒=現プロ野球・ヤクルト)らを擁し創部初の全勝優勝、4連覇を飾ったとき以来の快挙だ。当時は、前半の勢いのまま以降も接戦を制し、終わってみれば無傷の10連勝。今春のチームも「いい雰囲気でできている。1年生ものんびりできている」と田中幸長主将(スポ4)が語るとおり、チームの士気は高い。03年秋のように最後まで立ち止まることなく突き進む準備はできている!

早大では武内晋一(平18人卒=現プロ野球・ヤクルト)以来の首位打者を目指す田中幸主将★田中幸が猛打賞

 初回に同点打を放ち、立ち上がりにつまずいたルーキーを援護すると、7回には2点適時打を放つなど3安打3打点と大当たり。ここまで、18打数9安打と打率は.500をキープ。「この春が自分の勝負のとき。首位打者を目標にしています」とシーズン前に語っていた田中幸。その誓い通り、王者の主将として申し分のない結果を残している。これからも4番に座りつづける、田中幸のバットが文字通り、ワセダに“幸”福を呼びこむ。










★稲穂打線も大爆発!

 昨日の投手戦とは一転、稲穂打線が13安打13得点と大爆発。上本博紀(スポ3)と田中幸の連日の活躍が光る。また、7回には法大の度重なる失策もあり、打者一巡の猛攻。法大投手陣を完膚なきまでに叩きのめし、最後には昨日先発の小松を引きずり出した。貧打に泣いた昨秋と違い、進化した稲穂打線は神宮で猛威をふるっている。



スターティングメンバー
守備位置名前学部・学年
上本 博紀スポ3
細山田武史スポ3
松本啓二朗スポ3
田中 幸長スポ4
小野塚 誠社4
原  寛信文1
川畑 依啓スポ3
本田 将章スポ4
斎藤 佑樹教1


◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(先発した斎藤は7回1失点と好投。打っては2安打2打点と活躍しました)初回の失点でどうなるかと思ったが、出来過ぎだと思う。(打線も4番・田中幸をはじめ、好調だが)これも運が良くヒットになっている。つなぐ野球が出来ているが、今後何があるかわからないので気を引き締めていきたい。(本日は、観客がたくさん駆けつけてくれました)一般のファンの人が多いと思います。早慶戦だけでなく、学生席に早稲田の学生たちがもっと詰めかけて欲しい。

田中幸主将
(ゴールデンウィークということもあり大観衆を前にしての試合となったがチーム全体としても気合い入っていたか)とても入っていた。でも全員がいつも通り平常心でプレーできたのがよかった。(打撃は、この日も3安打と絶好調だが、法大投手陣とのタイミングも合っていた)法大のピッチャー陣は速い球を放ってくるのでそれに負けないように絞り切れたのがいい結果につながったと思う。(打線は大爆発し、また昨日今日と先発が試合をしっかり作ったが実際に主将として戦っていてどうか)とてもいい雰囲気でできている。1年生ものびのびやっているし、この勢いで立教戦に臨みたい。

斎藤佑
(「神宮を満員にしたい」という言葉が現実に近づきました。マウンドに登ったときの景色や大歓声は)嬉しかったです。応援が味方になりました。(ツーシーム系を多球していたようにみえましたがマウンドで具体的に心がけていたこと、反省点などは)スライダーの制球が甘かった。(昨日の須田幸太(スポ3)投手の好投から刺激はありましたか)2勝のうちの1勝を須田さんがしたことで、今日勝たないといけないというプレッシャーはあった。

上本
(法大に圧勝ですが、チーム状態は)次の試合に向けてまた練習をしっかりする。(今季初の猛打賞。ご自身の調子は)良くなっているので、次も継続していく。(立大戦への意気込みを)1試合ずつ集中して戦う。

細山田
(この日は2番での出場ですが、心境の変化は)2番はオープン戦でも打たせてもらっていたので、特にはありませんでした。(投手陣が法大戦でも好調でしたが、東大戦からの練習で取り組んできたことは)とにかくしっかりと低めに投げさせること。気持ちを強く持つこと。(立大戦に向け課題は)課題は相手へ流れが傾きかけた時に、しっかりとしたリードすること。(最後に意気込みを)勝つ!

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