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 春季リーグ戦 4月14日 神宮球場



 斎藤佑樹、衝撃の開幕デビュー


1回戦
東 大
早 大
(早)○斎藤佑、松下、須田−細山田
◇(本塁打)原(二塁打)原


開幕投手を務めた斎藤佑 神宮が、割れんばかりの歓声に包まれた。注目を集めた開幕投手は、斎藤佑樹(教1)。早大のルーキーとしては史上初となる快挙である。多くの拍手とともに神宮のマウンドに立った斎藤佑はその期待に応え、6回を投げ無失点、被安打はわずかに1。6回途中までは1人の走者も許さない完璧な投球で、衝撃的なデビュー戦を飾った。

 斎藤佑にとって記念すべき第1球目は、外角へのストレートだった。ここから圧巻の投球が始まる。先頭を一直に打ち取ると、次打者は143kmのストレートで見逃し三振。初回を難なく3人で切って取ると、2回にも斎藤佑は5・6番から連続三振を奪い、完璧な立ち上がりを見せる。1年生で開幕投手という重役を担い緊張感もあったはずだが、マウンド上でストレッチをして体を動かすなど、余裕さえ感じさせるあたりはさすがの一言。その斎藤の好投に応えるかのように、味方打線も上本博紀(スポ3)の安打をきっかけに主将・田中幸長(スポ4)の右前適時打で2点を先取し、試合は終始早大ペースで進んでいく。

 斎藤佑は3、4回もあっさり3人で抑えると、この後も低めに制球された直球と緩急の差をつけた変化球で、次々と打者を翻弄していく。特にきょうは右打者への初球で使ったカーブが有効だった。5回を終えて、未だ走者は一人も許さない。斎藤佑―細山田武史(スポ3)バッテリーの息もピッタリで、ひょっとしたら快挙も…と思わせる展開となり、神宮の観客の斎藤への期待は、ますます高まっていった。6回に、置きにいったストレートを右翼線に運ばれ快挙達成は成らなかったが、斎藤佑は制球が良く、素晴らしい投球内容であった。打者に与える威圧感は夏の甲子園のときほど感じられなかったものの、コントロール、緩急の使い方という点では以前より一層磨かれていたであろう。

 試合は、同じくルーキーの原寛信(文1)がデビュー戦で本塁打を含む5打点と大活躍するなど、投打がかみ合った早大が8−0で圧勝。絶好の滑り出しを見せた。また、斎藤佑の後に登板した松下建太(スポ2)、エースの須田幸太(スポ3)ら上級生も後輩に負けじと結果を残し、チーム内の競争はより激しいものとなっている。あすの先発はルーキー・福井優也(スポ1)が濃厚かと思われるが、誰が投げたとしても投手を中心にチーム一丸となって、東大からの勝ち点奪取を誓う。

(水上大輔) 


ワセダの若大将・原の描く放物線は滞空時間バツグン!★もう1人のルーキー・原も大活躍

 斎藤佑だけじゃない!リーグ戦初出場、初スタメンのルーキー・原がそのパワーを神宮で見せつけた。オープン戦の最終戦ではJFE東日本相手に2打席連続本塁打を放ち、絶好調のまま臨んだリーグ戦。この日は、昨秋ベストナインの泉尚徳(スポ3)を押しのけ6番・一塁で先発出場を果たす。そして、1死一、二塁で迎えた第2打席。東大のエース・重信の高めの球を思い切り振り抜き、打った瞬間に本塁打とわかる大飛球でレフトスタンドへ。また、次の打席でも左中間に二塁打を放ち2点を追加。華やかな実績はなくとも、激戦区神奈川の強豪・桐蔭学園で4番を張った男の一振りは幸長ワセダの初勝利に華を添えた。



★早大生も神宮へ行こう!

 例年の開幕戦より多くの観客が詰めかけた神宮球場。特に斎藤佑のアナウンスには拍手が沸くなど、あらためてその人気の高さを証明した。だが、未だ外野席は空席が目立つなど満員にはほど遠い。その状況をみて、応武篤良監督(昭56教卒)はこの日も「もっと学生に神宮に足を運んで欲しい」と強調する。応援席で同じ早大生を応援できるのは、早大生の特権。暖かい陽気のなか、注目を浴びる六大学野球を「紺碧の空」を歌いながら観戦するのはいかがだろうか。きっと早大野球部はその期待を裏切らないはずだ。

スターティングメンバー
守備位置名前学部・学年
上本博紀スポ3
小島宏輝社2
松本啓二朗スポ3
田中幸長スポ4
小野塚誠社4
原 寛信文1
細山田武史スポ3
本田将章スポ4
斎藤佑樹教1


◆コメント
応武監督
(開幕で大勝と好発進ですが、チーム状態はどうですか)大勝とは思っていない。とにかくリーグ戦の初戦を勝利できたという安堵の気持ちが強いです。(先発の斎藤佑はどうでした)丁寧に投球した結果、抑えられた。ただ、60点くらいの出来で変化球は高く、課題も多い。(打線も原の活躍を含め10安打8得点)1年生の活躍がうれしい。特に原は持ち味を発揮してくれた。まだ始まったばかりなので明日も今日のような活躍をしてもらいたい。また、上級生の活躍でも期待したい。

田中幸主将
(チームは快勝。ご自身も2安打といいスタートを切りましたが、調子は)調子は普通です。これからが大事だと思う。(新戦力が際立っていますが、投手陣と野手陣の仕上がりはいかがですか。)投手陣はすごく頑張っている。野手陣も調子はいいと思う。キャンプの成果が出ていると思う。(あらためてチームと個人の目標を)チームは完全優勝。個人としてはチームを背負っているという意味でも首位打者を目標にプレーしていきたい。

斎藤佑
(途中まで完全試合ペースの初登板、初勝利はどうでしたか)大学での初めてのマウンドで、しかも6回無失点という良い内容で気持ちよかったです。(憧れの六大学のマウンドは)100人以上のいる部員の中から開幕投手に選ばれて嬉しいです。また、何万人という観衆のなかで投げられた試合は鳥肌が立ちました。(次のマウンドの意気込みを)まだまだ修正するところがあるので次の試合までに直していきたいです。


(多くの観衆のなかでのリーグ戦初出場はどうでした)とても気持ちよくプレーすることできました。(初本塁打を含む、2安打5打点の活躍でしたが)思い切ってふって出た結果だと思います。(今シーズンの目標をお聞かせください)もっと打って優勝したいです。

細山田武史(スポ3)
(快勝おめでとうございます。投手陣が好投しましたが、配球で気をつけたことは)とにかく、投手がその日の一番良い球を投げさせることを考えました。(多くの人がつめかけて、球場内も活気づいていたと思いますが、どうでしたか)活気が出てきたので良いと思います。(惜しい当たりもありましたがご自身の調子は)バッティング事態は悪くないのでしっかりとスイングしていけば結果はついてくると思います。調子は悪くないので。





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