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特集
収穫多き練習を終え沖縄キャンプ突入
寒風に砂塵(じん)舞う東伏見グラウンドで、連日厳しい練習に励む早大野球部。沖縄・浦添キャンプを前に最後の週末練習となったこの日、実戦さながらのシートバッティング形式の練習が行われた。主力選手が順調な調整ぶりをアピールするなか、入学前から練習に参加する新入生たちも、そつのないプレーでしっかりと存在感を示していた。
応武篤良監督(昭56教卒)がじっと見守るなか、打撃ケージでは昨秋のリーグ戦でスタメンに名を連ねた選手たちが次々と快音を響かせて順調な仕上がり具合を披露。新入生の宇高幸治(今治西高)や後藤貴司(早実高)もその打撃練習に加わり、木製バットを豪快に振りぬくなど、すっかり大学野球の水に漬かったようだ。
「バンッ!」。一方の投手陣は好球を幾度となくミットに響かせる。最初にマウンドへ向かった松下建太(スポ2)は、持ち味の緩急と制球力できっちりとマウンドをこなしてみせると、次は新入生の斎藤佑樹(早実高)にバトンタッチ。四球で投球リズムを狂わす場面もあったが、相変わらず低めに球を集め、最後は上本博紀(スポ3)に凡飛球を打たせて投球終了。続いて左腕の大前佑輔(スポ2)が登板。切れ味抜群の変化球が次々とミットに吸い込まれ、見物人から湧きあがった拍手を背にマウンドを降りた。先輩に負けじと右腕の福井優也(済美高)も剛腕をうならせる。浪人時代をスポーツジムで過ごした強靭(きょうじん)な肉体から繰り出す直球でグイグイと攻める。船橋悠(早実高)に三塁打を打たれる場面もあったが、淡々と自分のペースで投げ込む勇姿から甲子園優勝投手の貫禄がにじみ出ていた。
そしてこの日、甲子園優勝投手の斎藤、福井や早実高の主将を務めた後藤をはじめ9人の新入生がキャンプメンバーに加わったことが発表された。応武監督は練習を終えて、「今の時点でレギュラーが確定している選手は1人もいない」と釘を刺す。キャンプでは横一線のポジション争いが待ち受ける。果たして開幕ベンチの「イス取りゲーム」を制する新入生は現れるか。リーグ戦連覇へ向けて、いよいよ実戦の緊張感が漂ってきた。
(※学年は新学年)
(堀和彦)
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