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 秋季リーグ戦 10月29日 神宮球場



 劇的な結末!延長戦制し、勝負は第3戦へ

2回戦101112
慶 大
早 大2x


奇跡のサヨナラ!ヒーローは、佐伯謙司郎!!  慶大との初戦に完敗し、後が無くなったワセダ。この日も常に主導権を握られる苦しい展開となったが、土壇場9回に追いつくと、延長12回に代打佐伯謙司郎(教4)のサヨナラ本塁打で劇的な幕切れ。4−2で接戦を制した。4年生の活躍が際立つ今季、その存在感を改めて証明するかのような好ゲームであった。

 両校の先発投手は、互いに防御率のタイトルを争う、エース宮本賢(スポ4)と2年生の相澤。立ち上がり、制球の定まらない宮本は2四球で走者を溜めると、岡崎に左中間への適時二塁打を許し、2点を先取されてしまう。左腕エースは2回以降も走者を背負いながら、我慢の投球が続く。

 一方打線は、絶妙なコントロールと緩急を駆使する相澤の前に手も足も出ない。4回裏に田中幸長(スポ3)の二塁打をきっかけに内野ゴロで1点を返すが、それが精いっぱい。8回までに三者凡退が5度と、今秋の早慶戦はあっさりと終わってしまうかに見えた。

 しかし9回裏、4番・田中幸の一振りでこの雰囲気は一気に吹き飛ぶ。カウント2−0から、内角の直球を振り切くと、打球は歓声と悲鳴を乗せて左翼席へ。土壇場での貴重な同点本塁打となった。「4年生たちとまだまだ野球をやりたいんです」(田中幸)というように、この一発は今までお世話になった4年生への恩返し。この気持ちに、4年生が応えた。

 まずは宮本が178球、気迫の投球で延長12回を一人で投げきった。するとその裏、代打の吉川真登(スポ4)が公式戦初打席へと向かう。「絶対打てるという自信があったので、初球からおもいっきり振りました」というように、迷いの無いスイングで右前安打。監督の期待に見事応える。続く代打の佐伯は、4年間ベンチを暖めることが続いた努力人。だが「吉川がつないでくれたので、自分もつないで、宮本に勝たせてあげたかった」と、この一打席にすべてをかけた。自分のため、そして一緒に頑張ってきた仲間のために打った、値千金のサヨナラ本塁打だった。

 「大学野球は早慶戦ですから」。竹内仁史(法4)は法大戦での優勝が決まったあと、こう言った。この舞台で活躍できることを信じて、毎日必死に練習してきた4年生たち。この日の試合は「努力は実る」ということを私達に教えてくれた試合だった。明日の完全優勝に、今までやってきた思いすべてをかける。

(水上大輔) 

ライバルの前で見せた歓喜の輪  ★サヨナラ勝ちあれこれ

 早大のサヨナラ勝ちを久しく覚えていない人もいるだろう。前回のサヨナラ勝ちは4年前、2002年秋の早立2回戦。成田晋也(平15理工卒)の押し出し死球で勝利した。ではサヨナラ安打はというと、意外にも投手の和田毅(平15人卒=現プロ野球・福岡ソフトバンク)が記録したのが最近。01年秋の早立3回戦で、延長10回を投げきった和田は、その裏にサヨナラ安打を放って自ら試合に終止符を打っている。そして佐伯の前のサヨナラ本塁打は、鳥谷敬(平16人卒=現プロ野球・阪神)が01年春に記録したもの。やっぱりサヨナラ勝ちは、野球の醍醐味!?

 ★ちょうちん行列に行こう!&号外出します!

 30日の早慶戦でリーグ戦の全日程が終了した後には、優勝恒例のちょうちん行列が行われます。参加者は17:30に絵画館前に集合し、早大西早稲田キャンパスまでの道のりを歩いていきます。途中からは選手も加わってのパレードとなります。早大到着後には、大隈講堂前(予定)にて優勝祝賀会も開催。いつもは見られない、はっちゃけた選手の姿が見られるかも!? また、会場では早稲田スポーツ優勝号外を発行・配布いたしますので、是非記念にお受けとりください!

 ★神宮大会の組み合わせが決定、早大は2日目から

 29日、明治神宮野球大会の組み合わせ抽選が行われた。早大は、昨年準優勝の東北福祉大や、関西代表の強豪がひしめく手ごわいブロックに入った。第2日(試合が予定通りに行われれば12日)に東北福祉大−関西第二代表の勝者と、神宮第二球場で9時から試合を行う。神宮大会は負けたら終わりのトーナメント形式で、DH制は採用されていない。(※展望は後日アップいたします)

◆コメント

応武篤良監督(昭56教卒)
(スタメンを1番・泉で挑んだことについて)上本が当たってなかったというだけ。前田もそうだが、上本にも出塁してほしかったし。まあオープン戦でもずっと使ってきましたから、泉は。(宮本は制球力に欠けていた)うん、8回くらい、球数が100球を超えたあたりからですかね。(細山田のリードはどう評価するか)交代した理由は打撃がいい人に替えたというだけ。キャッチャーっていう場所は失敗しながら勉強するポジションだから。今日は特別大きなミスっていうのは無かったですよ。(田中幸には久しぶりに一発がでた)今シーズンは4番から6番にしたこともあったけどね。4番なんだから、それくらいしてもらわないと。(最後は4年生達が勝負を決めた)なんて、コメントしたらいいのやら。本当にビックリです。よく「努力」という言葉が一般的に言われるけど、本当にあるもんだなあ、と。普段も下級生が試合に出ていて悔しかったでしょう。(完全優勝に王手)優勝したのに胴上げしてもらってないですから。明日は天高く胴上げしてもらいたい。

宮本主将
(最後4年生が決めてくれました)ほんとそうだね。仁史も守っとったしね。吉川も佐伯も4年の力が強かったから勝てた。(9回まで苦しい展開、田中幸選手が同点本塁打)やってくれた。あのあと俺が走塁ミスしたけどね(笑)(今日は四球が多かったですが)多かった。ずっとベンチが声かけてくれて悪い流れの中でも耐えることができた。粘り勝ちだね。(明日につながりましたね)今日負けてたら気持ちよくないから勝ててよかった。

泉尚徳(スポ2)
(すごい試合でした)佐伯さんは今までずっと自主練をする姿を見てきて、今日は本人も調子がいいと言ってたので信じていました。9回の幸長さんのホームランも、あれがなければ試合は終わっていて佐伯さんのホームランもなかったのでよかったです。(個人としては、今日は一番に打順を上げてのスタメン出場でした)打順に関してはアップの時に言われたんですが、特に意識はなかったです。昨日(の敗戦)から気持ちを切りかえられていたので大丈夫でした。(前半はなかなか動かない試合展開でしたが守っていて雰囲気は)最初の2点で嫌なムードもあったが、一人一人集中して守れていたので負ける気はしなかったです。(明日の試合はどんな試合に)明日勝たないと今日勝った意味がないので、絶対勝ちます!

松本啓二朗(スポ2)
(勝ちました)良かったです。(今日はスタメン復帰。2安打で結果も出せました)監督が我慢して使ってくれたので。昨日外れたことで必死さを思い出してやってみようと思ってました。(最初の打席で安打。あれで余裕が出ましたか?)真っすぐを狙ってたんですけど、カーブがきて泳いでしまったんですが打てました。(11回には監督から何と)当てにいくなと。振り切れと。(追い込まれてからうまく打てましたか)初球見逃してヤバいなというのはあったんですけど、なんとか身体がついていきました。必死でした。(ガッツポーズが出ましたが、昨日スタメンを外れたり今季苦しんだ状況などもあって出ましたか?)それも少しあります。でもやっぱりチームの勝利に少しでも貢献したかったんで、そっちの方が強かったです 。(明日にむけて)出るのであれば、しっかり勝利に貢献したいです。

田中幸
(同点ホームラン、一発狙ってた?)打席に入った時は狙ってたけど、追い込まれたので来た球を思い切りいこうと。(打った瞬間は)やってしまったと思いました(笑)。(その前の二塁打やショートライナーなど今日は相澤投手にあっていましたね)夏の全早慶の時に対戦して、いいイメージがあったのでそれでいけました。(最後は佐伯選手のホームラン)まだ神宮大会があるんですけど、4年生たちとまだまだ野球を一緒にやりたいんで、最後は4年生がたくさん出場してうれしかったです。(明日に向けて)明日もこの勢いで勝ちます。

大西玲治(政経4)
(今日の試合はどうでしたか)優勝が決まっていたけれど、連敗するわけにはいかないのでみんな死ぬ気で頑張りました。(先発での出場でしたが)二戦目は右投手だと分かっていたので、自分だという意識はありました。チームに貢献できるよう、しっかり守って打とうと思い臨みました。(今日は4年生が大活躍の試合でしたが)最終的にはそうなりましたが、幸長が粘ってくれたし、みんなで守って勝った試合です。(明日の試合に向けて)この勢いで初回から攻めていきたいと思います。

細山田武史(スポ2)
(逆転勝利おめでとうございます)最高でした。佐伯さんがやってくれたんで。(ピンチの場面も何度かありました)そうですね。宮本さんが頑張ってくれました。(宮本投手が延長12回を投げきりました)気持ちで投げてくれて、笹沢さんのリードも良かったんで。(細山田選手は2日連続ヒットです)個人の記録とかはどうでもいいですね。チームが全てなんで。(今日は4年生が大活躍でした)4年生が決めてくれたんで。4年生の気持ちが伝わってきました。(明日に向けてお願いします)しっかりこの勢いで、試合に出れなくても出れても、自分は冷静に、チームを盛り立てていきたいです。

佐伯
(今の率直な感想をお願いします)最高です!!信じられないです!(今季初打席。どんな気持ちで打席に入りましたか)初球から振っていこうと。吉川がつないでくれたので、自分もつないで決めなきゃと思いました。(公式戦初HR、オープン戦以来の一発ですが打った球は)真ん中低めの真っ直ぐです。(打った瞬間行ったと思いましたか?)手ごたえ十分でした。(捕手として、宮本さんの熱投を見ていて応えたかったという面は)宮本があそこまで(延長11回)投げてくれてたんで、勝ってあげないと。引き分けじゃダメです。勝たなきゃという気持ちでした。(早実のチームメイト、吉川さんの安打は流れが来ましたか)吉川が初球からどんどん振ってくれた。なのでそれに乗っていかなきゃと思いました。(早慶戦でのサヨナラ打は一味違いますか)また違った喜びがありますね。(開幕前、目標に書いた通り「左に切り札」になれましたね)そうですね、今日は(笑)。今までは生島だったんで。(最後に明日に向けて意気込みを)完全優勝あるのみです!

竹内
(今日は最後4年生が決めました)そうですね、まさか佐伯が打つって思ってなくて、まぁ自分達以上に彼がびっくりしてたと思うんですけど(笑)(10回に竹内さんが決めたバントも最高でした)監督に打ちたいって言ったんですけど、バントでいけと言われてバント苦手なんですけど、今日は奇跡的に打てました。(最後の早慶戦ですがどんな気持ちですか)今日の流れを維持して、勝ちにいくとみんな思っているんで。(六大学リーグ戦としては明日が最後の試合になると思いますが、意気込みを)最後まで、自分の力を出し切りたいと思います。

笹沢学(スポ4)
(久々の出場の感想)良かったです。宮本とバッテリー組めたのが1番です。(9回の打席では監督からなんと言われた)あれは、サインミスです。(佐伯選手始め控えの四年の活躍目立った)奇跡っす。奇跡が起きました。(みんな気合入っていましたか)入ってましたね。(明日へ向けて一言)勝っても負けても明日リーグは最後です。頑張ります。

吉川
(サヨナラ勝ちおめでとうございます!!)ありがとうございます。本当嬉しいです!!(4年間通算初打席・初ヒットでしたが)今までずっとあきらめないでやってきてよかったと思いました。嬉しかったですね!!(宮本選手の投球をベンチではどう見ていましたか)とにかく粘って明日につなげてほしいと思ってました。(代打でいくと告げられたのはいつでしたか)12回の攻撃前です。「北崎の次いくぞ」と言われました。(そのときの思いは)絶対打ってやると思いました。絶対打てるという自信があったので初球からおもいっきり振りました。(続く佐伯選手がサヨナラホームランを打ちました)佐伯とは高校(早稲田実業)からずっと一緒にやってきたので嬉しかったです。(吉川選手のヒットがサヨナラにつながったわけですが)今まで頑張ってきたし、それに今日は家族が見に来てたんで、母の前で打てて嬉しいです。

北崎寛和(法4)
(劇的勝利でしたね)最高ですね!(リードされているときの雰囲気は)悪くはなかったです。でも9回で1アウトとられたときはさすがに正直駄目かなとも。幸長に祈りました。まさか本当に打ってくれるとは思わなかったんでびっくりしましたけど(笑)(点にはつながらなくても流れはずっとワセダに来ていました)初回だけ慶応にもっていかれてましたね。負ける気はしなかったです。(9回裏の打撃(バスター)に関しては)監督からバスターエンドランの指示が出ていたんです。最低でもランナーを進めないといけなかったんですけど、仕事が出来なかったです。(では明日の最終戦に向けて)絶対に勝って、監督を胴上げして、宮本も胴上げしたいです。

萬谷浩之(商4)
(凄い逆転劇でしたね、最終回円陣を組んでいましたがどんなことを話したんですか)とにかく今年みんなでやってきたことを全て出そうと。(今年は4年生の活躍が目立ちますね)監督からも4年生が引っ張っていけと言われているので、それができていると思います。(延長11回、上本選手の打席で、入る前に何か声をかけてましたが)上本とは昨日も一緒に練習してたんですけど、感じは悪くないから思いきり行けと言いました。(今日勝って、チームの雰囲気はどうですか)もう、ほんとに最高です!(明日はご自身最後の早慶戦ですが、抱負をお願いします)まずはチームが勝つこと、そして自分が求められている走塁ですね、しっかり仕事をしたいと思います。

小野塚誠(社3)
(今日は劇的なサヨナラ勝ちでした)はい、明日に繋がって良かったです。(サヨナラ本塁打を放った佐伯選手が打席に入る前はどのような期待をしたか?)同じ早実出身なので打って欲しかった。1番いい形になってホントもうビックリです。(その早実の先輩にかけた言葉は)よくやった!(9回にも田中幸選手が起死回生の本塁打を打ったときのベンチの雰囲気は)あれで流れが変わりましたね。完全にワセダのペースに持ち込めたので幸長はよく打ってくれました。(最終決戦となる明日。その目標は)勝って監督を胴上げしたい!

川畑依啓(スポ2)
(初めての出場となった試合が早慶戦でしたが感想は)吉川さんが打ってくれて、自分が出場しホントにびっくりしました。とにかく緊張でしたね。(吉川選手のヒットを見て)4年生の強い思いを感じました。吉川さんはチームのムードメーカーでチームをいつも引っ張ってくれていたんでよかったです。(代走を告げられたときは)みんなからは思い切っていけよと言われました。自分では緊張していたんですが気持ちを整理し、大事にいこうと思っていました。(監督からは)冷静にいけと。(試合前は今日出ると思っていましたか)ずっと出ていなかったんでベンチを盛り上げていこうと思っていました。でも、呼ばれたらいける準備は出来てました。(決勝点のホームを踏みましたが)うれしくて信じられませんでした。佐伯さんの一打は4年生の思いを感じました。佐伯さんは努力の人でいつも自主練習してたんで、その成果だと思いました。(ランナーのときの意識は)牽制とライナーを注意してました。1死一塁だったので長打で一気にホームにいこうという意識でしたね。(ホームランの瞬間は)入るか入らないかのギリギリのところだったんで最初気付かなかったんですが三塁コーチ(米山学生コーチ)を見て、ホームランと気付き、ただただ驚きでした。(円陣では何をを)延長まで行ったら気持ちだ。心一つに!と(明日勝てば完全Vです)今までやってきたことをやっていきたいです。守備からリズムをつくって今日のように粘り強くやりたいです。

生島大輔(スポ2)
(サヨナラ勝ち劇的でした)慶大から勝ち点とらないで優勝決めたのでなんとしても勝ちたかったです。(吉川選手の安打、佐伯選手のサヨナラ本塁打はどうでした)最後にきて気持ちでプレーしていて、そういうのに感謝したい。(昨日はどんな話し合いを)とりあえず気持ちを切らさないようにと。(明日への意気込みを)なんとしても勝って六大学で一番になって神宮大会に臨みたいです。

米山剛正学生コーチ(二文4)
(試合前に心がけていたことは)昨日は試合の入りをミスしてしまったので、入りから集中しきろうとしました。考えすぎす自分の責任の及ぶ範囲で全力をつくそう、と。(今日の試合をふりかえって)相澤投手の攻略法が見い出せず、打てなかった。いいアドバイスが出来なかった。(9回裏一死での田中選手の本塁打と12回の佐伯選手のサヨナラ本塁打について)ビックリしました。幸長の一発がなければ、佐伯の本塁打は無かったし、いい所で打ってくれた。佐伯の前の吉川の初打席でのヒットには4年間の思いを感じた。(攻撃前の円陣では何を話し合っていたか)とにかくやってきたことを信じよう。慶應に負けた練習はしていないと思っていたので、見方を信じよう。(明日の抱負)絶対勝つ。相手は加藤が投げると思うので、一点でも打線が援護して、勝って監督を胴上げしたいです。

國府潤士学生コーチ(教3)
(劇的なサヨナラでしたね)打ったのが佐伯さんだったので、入ったときは一人で泣いて喜びましたよ。(試合前に戻りますが、完全優勝がかかっていたこの試合ですが、チームとして心がけていたことは)昨日は昨日、今日は切り替えていこうと。(九回裏の一点負けてる場面で田中幸長さんが同点本塁打を放ちましたが、そのときは)四番だし、調子もよかったので、打ってくれると思いました。(最後に明日に向けて)全員で勝つだけです。







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