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 全早慶戦 8月26日 松本市営球場



 早慶がやってきた、松本の長い一日【1】

 
早 大
慶 大×


早慶の熱戦が繰り広げたれた松本  松本の森が、神宮の森に変わった。現役メンバーに加えて社会人3名ずつを擁しての全早慶戦。地方遠征とはいえ、楽しませる野球よりもプレーで魅せる野球、いわゆる「ガチンコ」の戦いが普段は静かな信州の大地で繰り広げられた。

 「ガチンコ」ぶりをまず見せたのは、かつて慶大の投手陣の柱として活躍し、現在は社会人の新日本石油でプレーする清見だった。難敵を迎撃したい早大ナインであったが、やはりそこは相手が一枚上。次々と追い込んでくる制球力抜群の直球を、全く芯で捉えることができず、走者を三塁まで進めることすらできない。清見はタイミングが合い始めた6回までを投げきり、現役生にバトンを渡した。

 すると沈黙した早大打線に追い討ちをかけるように、今度は早大投手陣まで捉まってしまう。先発の須田幸太(スポ2)は24日に完ぺきな投球を見せていたが、この日はストライクを取るのが精一杯の苦しい投球。1死しか取れずに降板すると、その後も慶大打線の勢いを止めることができず、登板した4投手全員が失点を喫するという、なんともほろ苦い結果になってしまった。

 最大9点のビハインドとなったが、ワセダの看板を背負ってやってきた以上惨めな姿のままでは終われない。最終回には早大史上4位の通算本塁打記録を持つ、矢口健一(平10商卒=かずさマジック)がバックスクリーン直撃の特大アーチを放ち、なんとか一矢を報いたところで松本での早慶戦は幕を閉じた。

 試合後には早慶の選手が仲良く並んで記念撮影。普段の早慶戦では見られない、ノーサイドの姿がそこにはあった。撮影後には地元の野球少年を対象に、野球教室も開催。この日をリーグ戦に向けた大事な前哨戦と捉えるのもひとつだが、それ以上に意義のある一日であったことは確かだ。早慶両校が秋季にはまた違った顔を見せるとしたら―。この日が契機になったと信じたいものだ。

(牧野賢志) 

先日のオープン戦にも姿を見せた末定 メンバー随一のパワーを誇る矢口
出場選手
(8) 泉 
H9田中豪
(4)8前田将
(9)松 本
 H北 崎
 4竹 内
(7)田中幸
(5)大 西
 H 小野塚
(3)末 定
H3矢 口
(2)山 岡
(5)本 田
(1)須 田
 1 福 本
 H 生 島
 1 松 下
 H 佐 伯
 1 井 上
 H 細山田


前田将希(社4)
(球場には松本のみなさんが多く詰め掛けた)観客のみなさんがいっぱいいて、まぁ負けちゃったんすけど、やりがいありました。(山岡選手とは久々に一緒にプレー)やっぱり、プレー以外のところで、っていうか久々で嬉しかったですね。ダッシュしてる時とか(地元の少年団との野球教室について)もうみなさん礼儀正しくて…(苦笑)。良い感じです。(オープン戦から二塁での出場が続いているが)監督から言われて、という感じでやってます。段々慣れてきました。(リーグ戦まで1ヶ月切ったが)やっぱり、調子をもう少し上げて、万全で臨みたいです。(リーグ戦に向けて改めて意気込みを)やっぱり、自分は最後のシーズンなんで、ひとつも勝ち点を落とさないで完全優勝したいです。

泉尚徳(スポ2)
(今日の試合を終えて率直な感想は?)まず今日の試合がリーグ戦じゃなくてよかったというのが率直な感想ですね。負けたことも問題ですが、今日の負け方は最悪でした。(具体的には?)まず、個人的なことを言うと、打てなかったことですね。相手投手は社会人でしたが、それは言い訳にできないと思います。チーム全体では、ベンチの雰囲気がよくなかったですね。(松本遠征でしたがいかがでしたか)お客さんも多く、いい雰囲気の中で緊張感を持って臨めました。アウェイでやる機会がないのでよかったです。もっとアウェイでの練習が必要ですね。ホームで毎回できることは恵まれていると思いますけど。(オープン戦が続きますが疲れは?)はっきり言ってあります。でもそんな事も言っていられないので気持ちでカバーしていくしかないですね。(試合後の野球教室ではどのようなことを)(バッティングに関して)力じゃない。硬式は軟式と違ってタイミングと回転で打つことが大切だと。あとバットを最短距離で出すことですかね。(子供たちのプレーを見ての感想は)東京の子よりうまいですね、普通に(笑)(最後に、今後オープン戦も続きますが、リーグ戦へ向けての抱負を)少しでも試合に出られるようにがんばります。

田中幸長(スポ3)
(今日は松本での早慶戦でしたが感想をお願いします)ファンの方がすごく多くて、こういうところでやれて嬉しかったです。(慶応の印象はいかがでしたか?)春よりも相当レベルアップしていて、手強いなと思いましたね。(相手の清見投手は社会人でプレーしている好投手でしたが)真っ直ぐもスライダーもいいし、コントロールも素晴らしくて良いピッチャーだと思いました。(地元チームとの交流がありましたが)中学生たちがとても楽しそうに野球をしていて、僕のほうがむしろ影響を受けました。(最後に個人、チームとしての課題があればお願いします)個人としては打つ方を期待されていると思うので、毎回フルスイングできるように頑張りたいです。チームとしては投手陣の踏ん張りがもっと出てくるといいと思います。

大西玲治(政経4)
(いつもは神宮で行なう早慶戦ですが松本で行なった今日は雰囲気はやはり違いましたか?)試合は試合なんでしっかりやろうと思っていました。(社会人の清見から2本ヒットを放ちましたが今日の調子とバッティングの感触はいかがですか?)最近、調子がいいので積極的に打っていきました。チームの雰囲気が悪かったので自分の一振りで変えてやろうと思っていました。(秋は勝ち点を挙げた慶大ですが、今日やってみて成長していると感じましたか?)やっぱり力はあると思うのでしっかり練習して秋は取り返します。(今日は少年達に野球教室を行ないましたがどのようなアドバイスをしましたか?)自分がやってきた経験からこうしたほうがいいというポイントを教えました。(今日教えた少年達にはどんなことを期待しますか?)うまくなってやっぱり早稲田に来てプレーしてほしいです。

まだまだエンジのマスクが似合う山岡 山岡剛(平成18社卒=新日本石油ENEOS)
(久しぶりにワセダのユニホームを着た感想は)改めて気合いが入りました。(オール早慶戦というめったにない機会ですが)早慶戦はやはり独特の雰囲気があるんで緊張しますね。出られて嬉しかったです。(社会人に入って半年程たちますが大学の頃と比べて体つきも違いますね)やっぱり練習がきついんで。社会人は人数が少ない分、少数精鋭という感じでコーチも一人一人行き届いてる。それと新人だから鍛えられてます(笑)(今日は同じく新日本石油の清見さんからヒットも打ちました)一本くらい打たせてくださいって言っといたんで、打ててよかったです。(今日一緒に試合をしてみて今年のワセダはどう映りましたか)春もなかなか良いチームだって聞いてたんでこの調子で秋も期待してます。

矢口
久しぶりのエンジのユニフォームでしたが)自分のなかの早稲田魂が燃えたというか、あつくなった。(ホームランも打ったが)抜群の手応えでしたよ。いい当たりでした。守備でもどんどん声をだしたり、とにかく勝つのに必死だったね。慶應だけにはどうしても負けられないし。(試合後の野球教室について)こちらとしても楽しく教えられたし、子供たちの飲み込みの早さにびっくりだね。(さて都市対抗野球は関東第二代表決定戦で敗退したが)今年の「かずさまじっく」は力のあるチームだったが、かみ合わなかった。ただ勝つ力はあった。またがんばります。(日本選手権へむけて)都市対抗の敗退をバネに練習しているので応援お願いします。今日は忘れかけてたものを思い出させてくれた。チームに帰っても社会人野球を盛り上げられるプレーをしたい。

松下建太(スポ1)
(今日の試合の感想をお願いします)出来が悪かったです。ですが、今回の試合は久しぶりの緊張感があったと思います。(野球教室はどうでしたか)子供心を思い出して一緒に練習することができましたね。(いつもは東伏見での練習ですが、今日は松本での試合ということで、いつもと違った場所でしたがどうでしたか?)場所が違っても、それに流されずに試合に取り組めました。(秋のリーグ戦に向けての意気込みを聞かせてください)今は調子を落としているので、リーグ戦までには調子を戻したいですね。

米山剛正学生コーチ(二文4)
(今日の試合を見て、印象は)とにかく弱いですね。(どういう意気込みで臨みましたか)行きのバスの中での段階で「負けたくない」と話はしました。OBの方達もそう言ってくれて。流れをつかむこともできると思ったので、やはり勝とうという意気込みはありました。(久々にOBの方と会って、アドバイスなどはありましたか)直接まだ話はしていないです。でも、1つ1つのプレーを見て学ぶところはたくさんありました。打ち上げても全力で1塁まで走ったりだとか、打撃での粘り強さだとか。宿舎に帰ってこれからお話すると思うんですが、そういうのを見て学ぶ事が出来たと思います。(野球教室もあり気分転換にもなったのでは)そうですね。(最後に今回見つかった課題は)まずピッチャーの大量失点を1点でも少なく。それからチャンスをつぶす場面が多かったので、集中してそこをしっかり決められるようにしたいです。







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