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 第88回全国高校野球選手権大会 8月16日 阪神甲子園球場



 鮮やかな逆転劇!早実8強進出

 
福井商
早 実


 1回戦、2回戦と相手を寄せ付けず大差で勝ち進んできた早実は3回戦で、今春のセンバツ準優勝校・清峰高を破った福井商高と対戦。終盤に長打攻勢を浴びせ逆転し、7対1で勝利した。この結果、荒木大輔を擁して出場した1982年(昭57)・第64回大会に並ぶ準々決勝進出を果たした。

 ここまで2試合連続二桁安打、二桁得点と好調の早実打線であったが、この日は序盤から制球良く球を内外角に散らしてくる福井商の主戦・池本の巧みな投球の前に、なかなか好機を作り出す事が出来ない。逆に5回表には失策絡みで招いた2死満塁の場面で、斎藤佑樹(3年)が高めに浮いたスライダーを4番打者に痛打され、先制点を許してしまう。

 試合も終盤に突入し、早実にとって嫌なムードが漂いだした6回、そんな空気を主将・後藤貴司(3年)が一掃した。1死二塁から、制球が甘くなり始めた池本の直球を捉え同点となる右越え適時三塁打。さらに後藤の一打を突破口に、続く船橋悠(3年)、斎藤の連続本塁打が飛び出し一気に福井商を突き放した。

 8回にも3点を加えた早実が、試合終盤は福井商を圧倒。また10安打を浴び、いつものような球威・制球が見られなかった斎藤も、和泉実監督(昭59教卒)が「悪いなりにうまく試合をまとめてくれた」と評するように、要所要所でのスライダー、フォークボールが決まり1失点でしのいだ。

 次の対戦相手は、3回戦で驚異の粘りを見せ、山形県勢初の8強進出を果たした日大山形高。2回戦で、仙台育英高の本格派右腕・佐藤を打ち崩した強力打線を、斎藤がいかに封じるかが早実勝利への最大のカギとなる。

(千田幸平) 







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