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 新入生特集 丹羽力人×小島宏輝 取材・5月4日 安部寮



 神宮を沸かすルーキー達 〜新入生特集・後編〜

 早大野球部に今春入部したフレッシュな顔ぶれをご紹介する「新入生特集」。後編となる今回は、ともに05年夏の甲子園に出場して奮闘し、その後早大に進学して、リーグ戦でも早速ベンチ入りを果たした丹羽力人(スポ1)と小島宏輝(社1)のインタビューをお送りする。ともにチームでもトップクラスの強肩を武器とする新戦力の素顔に迫る。

丹羽(左)と小島  ―いよいよリーグ戦も始まりましたが、神宮の雰囲気はいかがですか
 丹羽:やはり高校野球とは違って、大学生の雰囲気といういか、やっぱり六大学は伝統あるものだと思うので、その応援とかも含めて威圧感というか、すごい雰囲気がいいものがあります。
 小島:甲子園とかと違って神宮は大人な感じがしてて。やってる選手たちのプレーはもちろんレベルが高いんですけど、応援とかもレベル高いし、チアの動きとか応援のまとまりとかもすごんで、やっぱりそういうところが何か全体的に大人な感じがしました。

 ―ご自身はどんなプレーヤーでしょうか
 丹羽:自分は高校時代はずっとピッチャーやってて、内野手って言うのはまだ経験が浅いんで、未熟なんで、それほど自分的にもまだまだ全然ダメなプレイヤーだと思っています。

 ―長所は?
 丹羽:長所は肩ですね。肩の強さぐらいですね。
 小島:やっぱり自信があるのは足と肩なんで、その足と肩を生かしたスピード感あるプレーを自分の中では心がけているつもりなんですけど、やっぱりまだまだ全然うまくいかないんで。それはこれから練習していきたいです。

 ―早大を選んだ理由というのは
 丹羽:ワセダというのは日本を代表する私立というか、トップに君臨する大学なので、野球もそうなんですけど勉強の面でも有名な大学とういうことで。あと六大学に興味があって、神宮のグラウンドでやりたいなと思って選びました。
 小島:自分もやっぱり東京六大学っていう舞台に憧れたのと、その中でもワセダっていうのはすごい有名な大学だし、今言ったみたいに勉強もすごいし、社会に出た時にも困らないような大学なんで、ワセダに行きたいなと思いました。あと早慶戦に憧れたっていうのもあります。

 ―入学前に早大で知っている選手はいましたか
 丹羽:はい、いました。宮本さん、大谷さん、生島さん、上本さん、松本さんとかは知っていました。
 小島:今のレギュラー格の人だとかは、去年の秋の早慶戦をテレビで見ていたんで大体は知っていたんですけど。

丹羽は土岐商のエースから、ワセダのスラッガーへ  ―大学での練習はいかがですか
 丹羽:高校野球に比べるとやはり意識のレベルの違いというか、やる練習の内容は一緒でも非常に濃いというか、また高校野球とは違った雰囲気の厳しい練習をしています。
 小島:今言ったみたいに意識が高いのと、一人ひとり練習メンバー入ってる人と入ってない人といるんですけど、グラウンドにいる一人ひとりが自分の仕事を素早くこなしているところがすごいと思います。誰も何もやってないことが無いんで、すごいとおもいます。

 ―現在、個人で具体的に取り組んでいることはなんでしょうか
 丹羽:自分は野手をやって日が浅いので、基礎の基礎というか。スローイングから取り方とか、フットワーク、グローブの使い方だとか。そういう具体的な目標を掲げながらやっています。
 小島:自分はまだまだ全体的に守備もバッティングも、自分はできると思って来たんですけど、大学入ったらまだまだ全然っていう感じなんで、守備だったら取ってから投げるっていう基本的なこととか、バッティングでも力強く振るっていう基礎体力っていうものを鍛えようと思っています。

 ―早大野球部の印象は
 丹羽:初めにあったのは、ワセダに限らず大学って言うのはやはりレベルが違うのかなって。ワセダだけに関してっていうのは特になかったですね。
 小島:もうちょっと固いイメージがあるのかなって思ったんですけど。やっぱりノリがいいって言うか、はっちゃけたところがあるんで。(笑)そういうのは感じました。

 ―キャプテンの宮本選手と話しはしますか
 丹羽:いえ、さほどしません。
 小島:自分もあんまり無いんですけど、話すとやっぱり自分が引っ張って行くっていうか、後輩から見ててかっこいいなっていうのは思います。

 ―オープン戦はすごく長かったですが、いかがでしたか
 丹羽:あんなに1ヶ月間ぶっ続けで連戦やったことないんで、体の疲労と戦いながらやってたんですけど。まあちょくちょく出してもらいながら、自分には初めての経験だったので、良い経験ができたなと思いました。
 小島:自分は出たときはあんまり打てなかったんですけど、ただベンチで見ている時に先輩のプレーとか見てて勉強になることが多かったんで、あれだけ試合見れて、ワセダだけじゃなくて相手も社会人とかレベルの高い大学とかもいて、その中でもいい選手がいっぱいいたんで、そういうプレーを見て勉強できたことが良かったです。

 ―大学野球を実際にやってみて、高校までとレベルの差を感じたりはしましたか
 丹羽:ピッチャーで言えばやはり同じ140キロでもキレというか、球の重さというか質そのものが違っていて、野手でも何が違うかって言ったら速さなんで、そういう点において驚きました。
 小島:体のパワーっていうか、ピッチャーで言えば球速はそんなめちゃくちゃ速いってわけじゃないんですけど、コーナーをついてくるコントロールとかキレとか。野手であれば木バットであるにも関わらず、すごい早い打球とか強い打球があるんで、そのへんのパワーが違いますね。

 ―高校までの金属バットから木のバットに変わって苦戦されたりはしますか
 丹羽::現在進行形なんですけど、バット折れるんで。あと高校までは金属で、詰まっててもホームランとか打ってたんですけど、実際木になると真芯に当たんないと飛んでいかないので、そいう意味で大変苦労するっていうか。そういう風に感じています。
 小島::自分も金属っていうのは悪い形で打ったり詰まって打ったりしても飛んでっちゃうんで、ヒットになったりするんですけど、木バットだと悪い打ち方だと飛ばなかったり詰まると内野ゴロだったりするんで、もっとしっかり体を正しく使わないとうまく飛ばしたりできないっていうのを感じています。

 ―1年生という事で雑用などプレー以外の面でも大変ですか
 丹羽:そうですね…、まあ1年だから当たり前なんですけど、やはり伝統あるワセダなんで、そういう今までの経験がない雑用のこともありますね。しょうがないんで、精一杯頑張ります(笑)
 小島:高校の時は1年から3年まで全員でやるって形だったんですよ。けど今は1、2年生がやるって形で、ちゃんとやらないと上から叱られるし。そういったところのプレッシャーっていうか、ちゃんとやんなきゃいけないってことを。グラウンド外とかでワセダ大学の学生なんだっていう意識をもたないといけないんだってことには伝統が違うなぁ、って思いました。

 ―授業や大学生活はいかがですか
 丹羽:今リーグ戦が始まってあんまり授業に行ってないっていうか…。(笑)まあ試行錯誤しながらやってるんですけど。大学生活をエンジョイしてるっていう風には言えません(笑)
 小島:僕は社会科学部なんですけど、午後から練習があって4月に学校行った覚えが無いです…(笑)自分としては行きたいんですけど。それもある意味幸せなことだと思って、しょうがないかなって思ってます。

 ―お二人は寮で生活されているのですか
 小島:いや、自分は一人暮らしですね。

 ―寮や一人暮らしでの生活はいかがですか
 丹羽:自分は高校時代公立高校で通っていたんですけど、寮という違う環境になったんですけど、やっぱ高校とは違ってやるべきことは全部自分でやらないといけないんで、そういう面では社会勉強になってるなって、いい経験をしていると思っています。
 小島:自分は高校の時は寮で、中学生から上がった段階で全部自分のことは自分でやってて、自分のことだけじゃなくて先輩の分とかもやらなきゃいけなかったんで、それに比べたら今は一人分っていうか自分の分だけやればいいんで、別に自分が使った食器は自分で片付ければいいし、洗濯だって自分の分たためばいい訳だし、全然苦じゃないっていうか。全然逆にこれでいいのっていう感覚です。もっと本当に高校時代はすさまじかったんで(笑)、それに比べたら楽勝です。

 ―料理なども自分で作ったりするんですか
 小島:料理とかはちょっと練習遅くなると疲れるんで、食いに行ったりするんですけど。けどできるだけまず米だけ炊いちゃって、家で食うしかない状況にして、あとは適当になんか作って食べてます(笑)

 ―丹羽選手は小島選手の家に行ったこととかは?
 丹羽:ないですねー。
 小島:来る時間ないよな?
 丹羽:ないね。

高校日本代表では決勝でサヨナラ本塁打も放った小島  ―1年生の中で、大学に入る前から知っていた選手はいますか
 丹羽&小島:ここにいる(隣にいた大前佑輔・松下建太(ともにスポ1)を含めて)みんなです。

 ―それはどこでですか
 丹羽:甲子園とか。
 小島:対戦したりとか。
 丹羽:まあ小島とかは愛知と岐阜なんで。雑誌とかでも。

 ―お互いの第一印象は?
 小島:こいつの第一印象はとりあえず球が速いってことですね。ピッチャーだったんで。球がくそ速いのと、バッティングも良いっていうのと。ピッチャーで4番だったので、投打においてすげえなと思いました。
 丹羽:自分もそうなんですけどこいつもピッチャーだったんで。実際超速くはないんですけど。(笑)140キロとかで。でもとりあえず肩がハンパないっていうのと、バッティングも自分打たれてますし、足もほんと速いんで。走攻守に渡ってやばいっていうか、ホントにズバ抜けてる選手だなと思ってました。

 ―他大で対戦したい選手はいますか
 丹羽:今のところは、特に。いないっていうか、分からないですね。
 小島:自分は六大学に入った一年生が全員ライバルだと思ってるんで、やっぱり1年生で神宮で投げてるやつだったら、自分が打って負かしたいし、誰って言うのはないですけど、1年生には負けたくないですね。

 ―明治に愛工大名電高の先輩がいらっしゃいますよね
 小島:明治には池田さんが兄弟でいて。4年生に池田さんのお兄ちゃんがピッチャーでいて、自分の1コ上に弟さんがいて。弟さんの方とは1コ上なんでちょくちょく連絡とったりしているんで、池田さんにはもちろん負けたくないですけど、だけど二人で六大学で頑張りたいなって。

 ―同じ1年生の大前選手と松下選手が先にリーグ戦に出場しましたが、意識はしますか
 丹羽:そうですね、二人が出て活躍していて、それを応援しているだけなんですけど、自分たちもまだ1年生ということでベンチに入っているだけでも幸せと思いながら、まだまだ勝負はこれからなんだぞってことで。今のところはベンチに入ってその空気を味わえればいいかな、とは思っています。できれば出たいんですけど。
 小島:あいつらが投げてて、ただ単純にすげえなぁっていうか。やっぱりいいピッチャーなんで。同じ1年生なんで出てると嬉しいし、頑張って欲しいなっていう風に思うんで。自分も出たいですけど、まあ別にあいつらが出てるからって、応援しちゃうし。

 ―早慶戦は見たことがありますか
 丹羽:去年の春の2戦目に。観客の多さにまずびっくりして、もうほんと外野も内野も全部満タンで、その中でプレーしている選手たちが本当に輝いて見えたんで。それで入学を希望したっていうのもありますね。
 小島:自分はテレビで見たのが去年の秋で、実際に見たのが高校1年の夏に名古屋ドームに来て、名古屋ドームで一回早慶戦があって、そん時は鳥谷(敬)さんとか青木(宣親=ともに平16人卒)さんとかがまだいた時で、そん時に実際に見て、すごいなって。名古屋ドームだったんで満員になることはなかったんですけど、やっぱり本当に応援が楽しくて、すごいなって。その時まだ高校1年生で全然入学とか考えてないですけど、あの時はすごいなって思いました。

 ―それでは丹羽選手個人に質問させて頂きたいのですが、高校までのピッチャーではなくショートでいくと決めたのはいつ頃でしょうか
 丹羽:そうですね、これは自分の意向はあんまなくて。入学前くらいから「内野手やってみないか」って言われてて。チームがそう言うなら従おうという感じです。精一杯与えられた仕事を一生懸命やるだけです。

 ―生島選手とのポジション争いはいかがですか
 丹羽:生島さんにはバッティングとか足の速さとか及ばないんで、上級生の方のプレーを見て、ひとつずつでも、少しずつでもいいんで吸収していくっていうか。見て真似ていければいいなと思っています。

 ―次に小島選手にお聞きしたいのですが、高校日本代表で生きているものはありますか
 小島:あの時見たピッチャーの球のキレだとか、外国の選手とか日本チームの選手とか見て、あれは間違いなく言っちゃ悪いですけど大学レベル以上のものを見てきたと思ってるんで、その時得た自分の自信っていうものもあります。一緒にいたメンバーっていうのがとんでもないのばっかだったんで、本当に今いい経験になったと思っています。

 ―外野でのポジション争いはいかがでしょうか
 小島:すごいレベルが高いんで、自分の中で負けてないって思ってるところはあるんですけど、それがつながってないっていうか。大学レベルにうまく使えてないっていうか。まだまだっていう部分があるんで、今はただがむしゃらにやっているだけなんで、もっと課題を見つけて頑張れたらもっと上を目指せると思うんですけど。

 ―スポーツ科学部も合格したとのことですが、社会科学部を選んだ理由は
 小島:スポ科よりも学費が安くて本キャンパスで。あと時間帯が決まってるじゃないですか。午後からしか授業ないんで、午前は絶対練習できるじゃないですか。だから練習時間が安定してるっていうのと、そういうのを含めて社学にしようかなと思って。

 ―お二人の理想のプレーヤー像は?
 小島:自分は(高校の)先輩のイチロー選手と中日の福留選手なんですけど。イチロー選手は守備、走塁、バッティングなんですけど、イチロー選手のバッティング自体はちょっと特殊なものがあるんで、福留選手のように左右に長打を打てるバッティング、間を抜くバッティングみたいな、その二人を足して2で割った選手が自分の理想の選手です。
 丹羽:守備だったらヤクルトの宮本選手とか、バッティングで言えば今調子悪いんですけど阪神の今岡選手とか。そういうのを目標に掲げています。ピッチャーはちなみに松坂です。(笑)

 ★最後に、両選手に大学4年間での目標を書いていただきました。

投手としては最速147キロの強肩とシャープな打撃に注目 走攻守の三拍子がそろった小島

       丹羽選手『チーム・プレイヤー共に日本一!!』、小島選手『三冠王』でした!

(取材・編集 萩原ちひろ、牧野賢志) 

プロフィール
丹羽力人(にわ・りきと)名前小島宏輝(こじま・ひろき)
182センチ、74キロ身長体重178センチ、75キロ
岐阜出身地愛知
岐阜・土岐商高出身校愛知・愛工大名電高
右投右打投打右投左打
O型血液型O型
スポーツ科学部学部社会科学部
05夏甲子園出場経歴05春甲子園優勝、05夏甲子園出場、高校日本代表
6秒050m走5秒7
115〜120メートル遠投110〜120メートル
音楽鑑賞、食べること趣味ゆっくりすること
バレー野球以外の特技腕相撲
同じく1年生でリーグ戦出場を果たした山川陽祐(社1)とは同じ小学校・中学校出身メモ髪が茶色っぽいがこれは地毛で、色んな人に誤解されて困っているそう






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