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| 田中浩康前主将スペシャルインタビュー 3月17日 神宮球場・ヤクルトスワローズクラブハウス |


田中浩康の4年間と未来(1)

1年から4年までリーグ戦全試合スタメン出場を果たし、歴史に残る東京六大学リーグ戦4連覇にも貢献した、ワセダの申し子田中浩康選手(社)。昨秋プロ野球ヤクルトスワローズに自由獲得枠で入団し、現在はオープン戦で活躍を続けている。卒業を目前に控えた17日に、早大での4年間と、これからのプロ野球生活についてお話をうかがった。
〜早大4年間について〜
―入学時には、4年間レギュラーであるとか、今のような成績を残せるとか、そういうことを想像できましたか
全くできなかったですね。とにかく、大学で完全燃焼してやるぞ、と思っていました。高校時代のコーチにも、大学で完全燃焼してこいと言われていました。
―ワセダを選んだ理由は
特になかったです。高校時代の部長がワセダ出身でつながりがあって、受けてみないか、ということで受験してみたら受かった、という感じです。正直、入学前は早慶戦も、「そういうものがあるんだな」ぐらいにしか知らなかったし、特別ワセダのイメージもなかったんです。でも入ってみたら、こんなに熱い学校なんだ…と感じました。
―2、3年時の4連覇は、どんな体験でしたか
正直なところ、自分の中ではあまり強い印象は残っていません。とにかく負ける気のしないチームだった。それぞれが自分の力を出しやすいチームで、自分の役割を果たせば勝てるような。でも、4連覇は貴重な経験でした。
―4年時、キャプテンとしての役割は果たせたと思いますか
精一杯やりました。結果として負けてしまったけど、全て終わった後、完全燃焼できたと思った。目標を達成できました。チームも一丸になれたんじゃないかな。秋は優勝争いにもからめましたし。いい体験でした。
―自分がキャプテンになりそうと思ったのはいつ頃ですか
同じ学年で試合に出ていたのが正直自分くらいだったので、3年の秋頃には次のキャプテンを意識していて、やってやろうと思っていました。
―プレッシャーはありませんでしたか
やっぱりキャプテンは一人しかいませんから、しっかりしなければと思いました。やってやろう、って。5連覇に挑戦できることはプレッシャーではなく、ラッキーなことじゃないか、と思っていました。
―以前のキャプテンから学んだことは
あまりないです。僕は比嘉さんとか以前のキャプテンと違って、あまり口で言うタイプではないなので、僕は僕らしくコツコツと自分がやっている姿を見せて、(チームメートに)ついてきてほしいなと思っていました。
―早大4年間で成長した点は何ですか
早大時代は毎日が勝負でありチャンスでした。ワセダだと注目されるし、上の学年にもすごい選手がいて、プロのスカウトも毎日のように来るし。そういう(毎日が勝負という)気持ちでやれたのが良かったと思います。
―4年間で特に印象深いことは何ですか
1年、4年が特に印象に残っているんです。1年目で新しい気持ちでやれて、1年間使ってもらえて、それが財産になった。4年は最後とても苦しんだけど、それが終わってから達成感に変わって。
―田中選手が以前の取材で言っていた、早大で学んだ「勝つことの大切さ」というのは、具体的に言うと
練習のやり方です。練習はみんなやっているけど、やり方が大事。意味のある練習をしなければいけない。例えばバッティング練習でも、ただ思いっきり飛ばして打てば自分は気持ちいいかもしれないけど、やっぱり試合を意識して練習しないと意味がない。全ては勝つためにやっていることだから。
―「勝ち」へのこだわりが田中さんのコメントから非常によくわかりますが
勝つこと以外に喜びはないです。
―キャプテンとして、責任感がとても強かったと思いますがどうですか
キャプテンとしても、1プレーヤーとしても、がんばらないといけませんからね。
―特に秋季リーグ、骨折をおして出場したり、頭部死球というアクシデントの後立ち上がる姿には感激しましたが、あれはやはりキャプテンとしての心や、勝利への気持ちですか
そうですね。勝つためというのもありますが、実は100安打というものが自分の目標でして。2年終わったあたりで計算して、もう少し頑張ればいけるんじゃないかって意識しました。(※2年終了時点で46安打)だからなんとか100安打はいきたかった。最後のシーズン、ケガしていたのもあって周りはやめておけというか、そんな感じだったんです。ある程度プロも決まっていたし、先があるんだから、って言われましたけど、先のことを考えていたらダメなんだと思います。勝負の世界に待ったはありませんから。休むわけにはいかないです。1プレーヤーとして逃げてはいけないと思いました。
―4年間で、一番印象にのこったという試合はありますか
1試合というわけではなく、個人的には早慶戦全てですね。全部の早慶戦を覚えています。学生の熱い声援がすごくて、初めて出た時は体が震えましたね。この前オープン戦で満員の福岡ドームで試合をしたんですけど、あれよりもすごい。ワセダの応援って、慶應の上品な感じの応援とはまた少し違うじゃないですか。ワセダの応援は日本一ですよ。貴重な体験でしたね。それだけに、4年のときはなんとか慶應に勝ちたかった。結局1勝もできませんでしたからね。ですから、これからまた神宮でやれることは嬉しい。今年、2005年に一緒に卒業する人達にはこれからも神宮での試合で僕をひいきにして応援してもらいたいです。早慶戦の借りを返さないと、申し訳ないですから。チケット配りたいぐらいですよ(笑)。
―将来、05早大卒田中シートなんか作ったり?(笑)
そうそう。そういう企画立てたいです(笑)。まぁ、自分がレギュラーになれたら…ですけどね。

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