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第81回関東学生争覇戦
6月12日 JRA馬事公苑
強豪のカベ高く、悔しい準優勝
初出場ながら健闘した五十嵐
6月末に行われる関東学生賞典大会の前哨戦ともいえる第81回関東学生争覇戦が行われた。1回戦、2回戦を順当に勝ち上がった早大は、決勝戦で強豪・明大と対戦。思い切りのよい走行で臆せず挑むも、惜しい障害減点や不従順が響き3者連続で勝ち点を献上してしまう。ほぼ全員が安定した走行を見せた明大には及ばず、1−4で昨季と同じ準優勝という結果で大会を終えた。
一番手の畠山聖(スポ1=茨城・常総学院)が相手に早々と勝ち点を奪われる展開。ここで早大の二番手に登場したのは、国体優勝経験もある期待のルーキー・五十嵐裕哉(創理1=新潟南)。序盤からハイペースな走行を見せ、観客からもどよめきが起きた。しかし、「人間のほうがあせってしまった」(五十嵐)と振り返るように、5つ目の障害を落としてしまう。59秒15というトップのタイムを叩き出すも、障害減点で勝ち点を取ることはできなかった。
ミスのない走行を見せた照井
三番手の白井美友紀(スポ3=石川・金沢二水)も勝ち点を奪われ、競技終了を待たずして負けが決まってしまった早大勢。しかし、エース・照井駿介(政経3=埼玉・早大本庄)がミスのない走行を見せる。続く相手選手の障害減点により、ここに来て早大が意地の勝ち点をもぎ取った。最終走行の池田幸太郎主将(法4=石川・金沢大付)も照井が作った流れに乗りたかったものの、「(障害は)踏み切りが合いませんでした」と語る通り、12点の減点が響き敗北。60年ぶりの大会制覇を狙った早大の前に、またしても明大のカベが高く立ちはだかる結果であった。
技術、気持ちの両面でまだまだ「明大には及ばない」(池田主将)、と部員たちは振り返る。しかし、敗戦のなかにも希望はある。今回、大学入学後初めて大規模な大会に出場した畠山、五十嵐の両ルーキーは、初出場ながらも堂々とした走行を見せ、池田主将をして「頼もしい」と言わしめるほど。今回の悔しさをバネに、早大勢は次の関東学生賞典大会では雪辱を誓う。馬術部の一年は、まだ始まったばかりだ――。
(記事 松波葵、カメラ 大道瞳)
◆コメント
池田主将
――今日の調子はいかがでしたか
チーム全体としては、明大が相手ということもあって、昨日までより一層気を引き締めてという感じでした。個人としては、馬の疲れがあったのと、自分も失敗してしまったのもあってあまりいい成績は付きませんでした
――最終走行でしたがどのような気持ちで臨みましたか
負けはもう決まっていたんですが、ここでは終われないというか…一矢報いてやろうと思って臨みましたね。
――そこには前に走行した照井選手の影響はありましたか
はい。そうですね。
――試合についての反省点は
ショートカットしたんですけど、やはり自分が未熟で馬をフォローできなかったので、障害については踏み切りが合いませんでした。もう少し上手くショートカットできたらよかったかなと思います。
――今回はルーキーの畠山選手、五十嵐選手も出場しましたね
今年入ったばかりなんですが、2人は走りもすごく上手で、とても頼もしいですね。期待しています。即戦力として育っていってくれるんじゃないかなと思います。
――チームとしての課題は見つかりましたか
まだまだ勝負に弱い部分があります。あと一歩のところで勝てないのは技術もそうですし気持ちの部分もそうですし、そこが明大に及ばないのかな、と。みんな力はあるんですけど、まだまだそれを発揮できていない気がします。細かいところで上に近づけるようにしたいなと思います。
――準優勝という結果については
去年も明大に負けて準優勝だったので、やはり悔しいです。来年こそは勝ってほしいですね。
――次に控える関東学生選手権に向けて
今日は障害だけだったんですが、次は障害に限らず、全ての種目で上位に食い込めるようにみんなで頑張っていきたいと思います。
白井
――今日の調子は
今日は待機馬場というところで自分が失敗して馬の気持ちが弱くなってしまった。4走行目でしたが、馬が疲れてきたところで強く言うことができませんでした。馬が少しでもいやだなって思ったときにカバーできず動きに出てしまった。
――強豪・明大との対戦でしたが
明治はほんとに強い大学で、自分とカルビアとできるところをできるだけやろうとコースの下見はしていました。強いからといってひるむのではなく、勝てる気持ちで臨みました。実際、層が厚い大学で簡単には勝たせてもらえないなと。
――課題は
来週一つレベルが高い大会があるのですが、今回自分自身がテンパってしまったのでもう少し馬を信じてあげてうまく息を合わせられればと思います。
五十嵐
――今日の調子は
馬はものすごく調子が良いのに、試合では人間があせってしまいました。
――大学で初の公式戦ですが
緊張はあまりしなかったです。馬術競技は普通個人戦なのですが、今回チーム戦ということだったのにチームにいい流れを作って回せませんでした。
――タイムはよかったですが、どのような走りを描いていましたか
出番が先行だったので、相手にプレッシャーをかけるためにもなるべく失点0で帰ってこようと思っていました。
――課題はありますか
人間が去年1年でてなかったので、試合の感覚がまだ戻ってなくて、踏み切りも試合中だと合っていないですし、試合中のコントロールをもっと馬と折り合いつけて臨めればなと。
――次の試合に向けて
関東はまた団体戦なんで、失点を抑えて少しでも上にいけるようにしたいです。
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